トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

鉄壁の世界最大債権国日本

財務省が明らかにした2017年末の「本邦対外資産負債残高の状況」によれば、日本の企業や政府、個人が海外に持つ資産から負債を引いた対外純資産残高は、前年比マイナス2.3%の328兆4470億円と3年連続で減少したものの、27年連続で世界最大の対外債権国という座を維持している。

海外投資家による対内証券投資が急増したため負債項目が膨らんだことが純資産を押し下げたが、資産側もクロスボーダーM&Aや海外株式投資を中心として対外直接投資や対外証券投資が前年比で大きく増加している。

政府債務が先進国中最悪の状況にあっても「安全資産としての円」の地位が揺らいでいないのはこうした対外債権国としての盤石のステータスが評価されているからにほかならず、まさに本領発揮ともいえる計数である。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

国民の預貯金額が1200兆円を超え、自国通貨円が基軸通貨の一つであることから、腐っても鯛を地で行く日本円ですが、安全資産としてどうして世界が不安定になるとみんな総出で買いに来るのか不思議で仕方がなかった。

GDPやら、人口やらで言ったら、アメリカやインド、中国の方が今は圧倒的に上であり、イノベーションやらなんやらもひところの家電携帯自動車が世界を席巻したころと比べるとだいぶ下火に見える。

 

でも、日本円は信頼されている。

 

その理由がやっとわかった気がする。

 

そりゃ、世界のどの国も、借金を取られていては日本の顔色を伺うわな(笑)

 

特に対アメリカで言ったら、日本は最大の債権国で、あの中国が2位な訳で。リーマンの時に当時国務長官(No.2の)ヒラリーさんが来たのはそのためだから。頼むから、米債券売らないで(汗)って話をしに来たんでしょ?

 

なんだかんだ資源の無い日本は借金の型に色々言いたい事を通してくるスタイルにした訳で。国民性もあいまって借金に厳しい国の日本は世界でも類を見ないしっかり国単位の借金を借りた国へ返した実績を持つ国家でして。

 

その信用と自国通貨の安全性は世界のあらゆる関係国からの債権を押さえることで成り立っていると・・・。越後屋、大黒屋もぶっとぶ悪商人ぶりです。だれだ商売下手だなんて言ったやつは(笑)