トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

女性登用の法律は歓迎だが、どうやってそれを確実にするかの論議がおろそか。

政府は従業員数101人以上300人以下の企業に女性登用の数値目標を盛り込んだ行動計画をつくるよう義務付ける検討に入った。人手不足が深刻な中小企業に女性が働きやすい環境を整えるよう促すのが狙いだ。2019年にも女性活躍推進法を改正し、20年の運用開始をめざす。

 日本の労働力の見通しは厳しい。15~64歳の生産年齢人口は40年度に18年度比で約1500万人減る見込み。政府は高齢者や外国人が働きやすい環境づくりにも取り組む。女性の15~64歳の就業率は17年に67.4%となり、比較可能な1968年以降で最高となった。将来に向けて女性の労働力はさらに重みを持つ。

 

 

日経新聞記事より。

 

今後の経済成長を考えるに、女性の労働力をうまく取り込んだ国がきっと一番成功する。これは疑う余地がないだろう。

 

もう、あらゆることに一つの答えだけが用意されている時代は終わった。それまでは答え自体はそんなに多くなかったから、カンパニー制が有効だった。男性集団が、上意下達による軍隊形式の集団行動で利益を最大化できたのだ。

 

今は、そうはいかない。結果を良い方向へ持ってゆくには複雑に絡んだ方法があって、初めて一定のレベルの答えに行き着くような状態が経済行動に見られる。つまり、正解を早く出し、行動することに特化された男性型組織ではもはや対応しきれない状況になっていると考えるべきだ。

 

中には女性脳ともいうべき、柔軟な男性群もいなくもないが、はっきり言ってごく少数のマイノリティーだ。それよりも、共感力に優れ、そこそこ合ってれば妥協できる感性をもっている女性を登用した方が組織的コストは低い。ただ、女性独自の問題点も組織運営上ある。

 

群れる女性は組織の意思決定にマイナスでしかないし、負の一群と化した女性型組織は会社を蝕みかねない。日本の場合、子育てや結婚への従来の認識が改まらない上に、子育てのインフラがこれでもかというくらい、旧型なので、そもそも女性が組織で力量を発揮できない悪環境がそろい過ぎている。

 

なので、それらを一気に片付けるか、どれかを確実につぶすかしないと、絶対にうまくゆかない。

 

LGBTなんて言葉がある昨今、もはや男性だけの、もしくは男性優先の組織は死に体になりかねないリスクを孕んでいると考えるべきだ。

 

そもそも、生物学的に言って、男性本意の組織で今まで進めたこと自体が特異な話であり、多様性が進化の真骨頂ならば今後、人類の組織形態はより多様性を内包できる方向へ進歩しなくてはついて行けないというのが私の基本的な考え。

 

ただ、だからといって、LGBTの人たちが、私はLです!とカミングアウトするのを手放しで喜んだり、理解を示したり私は、しない。

 

正直どっかのカツマーさんはやめてくれ気持ち悪いと思った。

 

いや。

 

これは差別しているのではなく。あなたたちが、思っているように、私たちにも、気持ち悪い、不愉快だと感じる人もいるんですよ?って話である。

 

カミングアウトすればいいってもんでもない。言わぬが花という事もある。それでも言うならそのリスクは承知でやるべきで、それを非難されたからと言って、人権侵害だというなら、大多数の人の人権は少数の為に無視していい事になってしまうので、やめてくれって話だ。

 

そのうえで、それらをよりよい経済活動、社会構築に生かすならば、女性の登用や、女性が働きやすい環境、法律をいかに整備し、動きやすくするかが、発展のカギだと私は個人的に思っているという話。