トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

借金の相談を国単位でやるのは大したもんだ。

マレーシアでは政権交代後に前政権が債務実態を粉飾していたことが判明し、従来の公表値を大幅に上回る債務の削減が急務となっている。マハティール氏は会見で「前政権によって引き起こされた多くの損害を正さなければならない」と強調。政府の歳出削減の必要性について国民に広く理解を求めていく方針を力説した。

 債務削減の具体策として、マハティール氏は前政権が中国の政策金融機関から多額の借金をして進めてきた鉄道建設や都市開発、パイプライン敷設などのインフラ計画の見直しを挙げた。「マレーシアには債務を返済する余力がなく、中国政府と再交渉して規模を縮小するか、幾つかの案件は中止しなければならない」と述べた。

 マハティール氏は既にシンガポールとの間を結ぶ高速鉄道計画を中止する方針を発表済みだ。一方で、選挙戦で見直しを訴えてきた中国との経済関係については「中国との友好的な関係は維持していきたい。マレーシアにとって中国は大きな市場だ」と発言。あくまでも債務削減の観点から中国政府と再交渉に臨む考えを示した。

 

 

日経新聞記事より。

 

マレーシアは空前の政権交代が起こった訳だが、この首相は国の現状を認識して引くことなく、出来るべきことをやり、借金の相談も、中国にもする。この政治家は本当に民衆の立場に立った政治家だと私は思う。

 

私はこのマレーシアの大統領に俄然興味が湧いた。