中国でスマートフォンなどを通じ個人の資金を融通するインターネット金融の破綻が相次いでいる。2018年に入り約330社に達し、債務不履行額は少なくとも300億元(約4900億円)にのぼる。個人投資家による抗議活動も広がっている。習近平(シー・ジンピン)指導部による債務の削減方針が背景にあるが、多発する不履行は個人の投資意欲を失わせ、株価低迷の一因にもなっている。
北京の天安門広場から西に約3キロメートル離れた金融街は7日午前、物々しい警備が敷かれていた。金融監督当局が集まるブロックには警察車両が取り囲むように配置され、大型バスの中には多数の警察官が待機していた。
6日にはネット金融を通じて融資していた被害者が集まり、陳情やデモ行進を計画していたもよう。不測の事態に備え、7日も厳しい警備態勢を維持したとみられる。
外資系の投資銀行に勤める20代男性は6日の様子について「多くの警察車両が道路をふさいで大きな騒ぎになった。静かな金融街でこのような状況はみたことがない」と話した。浙江省杭州市でも7月に金融被害者が体育館に集まるなど、抗議運動は中国各地で散発的に起きている。
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週刊東洋経済記事より。
ネット金融の意味が解らん。
個人の金貸しなんでしょう?
どうやってスマホの先に居る融資先個人から旨い事回収するんだろう?
クレジットカードみたいに引き落としするとしたって、無い袖は振れないのだから、焦げ付き寸前の個人から融資依頼が来て碌な審査も無しに融資したら、そりゃ焦げ付いて破綻するよね?
どんな仕組みの融資になっているのか分からないのでなんとも言えないが、意外に馬鹿げた話なのか?