フランスで燃料税引き上げなどに抗議するデモが24日発生し、治安部隊との衝突でパリだけで24人がケガをした。仏全土では約130人が拘束された。運動は「黄色いベスト」と呼ばれ、2017年発足のマクロン政権下で最大規模のデモ。明確なリーダーもいないため交渉がしにくく、マクロン大統領に打撃となりかねない状況だ。
運動は燃料価格の高騰や燃料税引き上げに反対する声がきっかけとなって、11月になって盛り上がっている。ネット上で賛同者が広がり、シンボルとして蛍光色の黄色いベストを着て参加するのが特徴。現在はマクロン氏の経済政策全般に不満を持つ人が集まる。
2回目の大規模な週末デモとなった24日は、仏内務省によると全仏で10万6千人以上が参加した。パリの観光名所シャンゼリゼ通りではデモ隊がトレーラーに火を放ち、警官隊に投石した。警官隊は催涙ガスで鎮圧に当たった。中心部コンコルド広場などでは地下鉄が閉鎖された。
17日のデモには約28万人が参加し、2人が死亡、約550人が重軽傷を負っている。ネットで広がった運動だけに組織だって行動しておらず、治安当局も規模を読みにくい。
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日経新聞記事より。
こういうデモがインターネットの呼びかけをきっかけに起きるのが凄い事だが、政府もこういう事態に対応しなければならないから、今後政府運営がより一層大変になるね。
逆に民衆側からしたら、こういう運動論をつかって政府と交渉するスタイルも確立されるかもしれない。選挙が蔑ろにならない程度にお願いしたいけど。
こういうニュースは中国は嫌いだろうな。体制崩壊につながりかねない。
個人的には拡散希望(笑)