CDやレコードの売り上げが低迷する昨今、ライブやコンサートでの収入はとても重要なものになっている。一般社団法人コンサートプロモーターズ協会によると、2017年に行われたライブ数は3万1674件と10年前から約2.2倍に増えている。ライブによる売り上げも2017年は約33億2000万円とこちらも10年前の3.2倍の規模に膨らんでいる。
こうした中、多くのミュージシャンはグッズも多数販売するようになっているが、ジュリーのグッズはTシャツやトレーナーくらいしかない。パンフレットも時折作られる程度。彼はあくまでも歌手・パフォーマーであり、彼の「売り」はあくまでも歌と演技なのだ。
すなわち、ジュリーはそうした「歌で勝負している自分にちゃんと金を払ってくれるファン」を獲得しているのである。以前のように、ファン数の拡大増加をもくろんだテレビ出演は行わなくなって久しいにもかかわらずだ。
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週刊東洋経済記事より。
こういうしっかりした記事を経済側面があるからこそ、主張してくれる週刊東洋経済さんは本当に凄い。一般の読者として本当に感謝している。
テレビやネットだけだったらこういう記事にはきっとお目にかかれない。
書いてくれる記者がいる媒体があるからこそ、別の真実が浮かび上がる。ベテラン大御所がしっかり、ミュージシャンとして食えている現実が如何に凄い事か。また新しく出てくる歌手も、こういう長く親しまれる偉大なミュージシャンにあこがれるのではないだろうか。
時代が移り変わっても変わること無い色あせない音楽。これはこれで、光を当ててみるべき世界ではなかろうか。