トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

働き方改革はドイツを見習え!

日独の働き方の大きな違いは、有給休暇である。1963年、つまり今から半世紀以上前に施行された「連邦休暇法」によって、企業経営者は社員に毎年最低24日間の有給休暇を与えなくてはならない。

だが実際には、ドイツの大半の企業が社員に毎年30日間の有給休暇を与えている(有給休暇の日数が33日の企業もある)。これに加えて、残業時間を1年間に10日間まで代休によって振り替えることを許している企業も多い。つまり、多くの企業では約40日間の有給休暇が与えられていることになる。

さらに土日と祝日も合わせると、ドイツ人のサラリーマンは毎年約150日休んでいることになる。1年のうち41%は働かないのに会社が回っており、ドイツが世界第4位の経済大国としての地位を保っていられるのは、驚きである。

OECDが2016年12月に発表した統計は、各国の法律で定められた最低有給休暇の日数、法定ではないが大半の企業が認めている有給休暇の日数と、祝日の数を比較している。ドイツの大半の企業が認めている有給休暇(30日)と祝日(9~13日間=州によって異なる)を足すと、39~43日間となり世界で最も多い。日本では法律が定める最低有給休暇(10日)と祝日(16日)を足すと、26日間であり、ドイツに大きく水をあけられている。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

日本のすぐ下、世界第四位の経済大国であり、EUの両輪、フランスと双璧を成す先進国ドイツ。職業徒弟制度(マイスター制度)を持ち、高い技術力を売りにしている点も日本に近い。

 

別に所謂、手工業だけではなく、機械や電子電機に至る製造業種もこのマイスター(職人)にカウントされている。工業マイスターと手工業(靴屋とか所謂職人従来系)マイスターに制度は解れており、厳格な審査体制のもと職人資格が管理されている。

 

こうしてマイスター(職人)の称号を得た人はその後、起業したり、弟子を抱えて企業で教えたりする。

 

そのドイツがこれだけ結果を出しながら、ガッチリ休みが取れるのになんで日本でこんなに馬鹿みたいに働かなきゃいけないの?って話だ。しかも、ここ最近は製造業4.0という運動がドイツでは始まっていて、製造業すら、在宅で仕事が出来るようにという取り組みが進んでいる。

 

流石、法令順守!ルールの国ドイツだ。

 

タイタニックジョークと言われる各国の人の性格を反映した冗談に以下のようなものがある。

 

沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人たちに、海に飛び込むよう船長が説得を行う。


アメリカ人に 「飛び込めばあなたはヒーローになれます」
イギリス人に 「飛び込めばあなたはジェントルマン(紳士)になれます」
ドイツ人に 「飛び込むのはルールです」
イタリア人に 「飛び込めばあなたは女性に愛されます」
日本人に 「みんな飛び込んでますよ!」(爆笑)

 

第二次大戦までの同盟国、イタリヤとドイツに日本が、個性爆発の笑いを取ってくれるところがほほえましいだろ?(笑)

 

ドイツの職人制度は究極の製造業の姿かもしれない。

 

同じ技術立国日本が出来ない訳が無い。

 

どうせ見習うなら、ホワイトカラーエグゼンプションアメリカ)ではなく、こっちじゃねーの?と思う次第。

 

でも、これもボンクラ経営陣にはきつい法令義務が課されるので、日本じゃ絶対に日の目を見ないのよ。如何に日本の経営層が馬鹿で、無知で、都合の悪い事には蓋をする人たちなのかよーく解るというもの。

 

経団連が絶対ウンと言う訳が無い。賭けてもいいワイ!

 

でも、本当に働き方改革をして、少子高齢化を解消したかったら、どっちが正しい事をやっているか解りますよね?