産経新聞のWeb記事に埼玉県狭山市の市保健年金かの男性主事27歳の人が、停職六か月になったというニュースが載っていた。
当人は同県所沢市の実家に住んでいる公務員との事だが、職場や同居している両親にも何も告げずに今年、5月7日から家出。タイのバンコクを放浪して、路上生活をつづけるも、資金が尽きて7月3日に実家に帰宅したという。
家族は県警に行方不明届を提出していたそうだ。
男性によると、どうして自分ばかりが仕事をしないといけないのか?と動機を説明する一方、もう一度働かせてほしいと反省を口にしているとの事。
市側も周囲から仕事が出来ると評判で若手育成の為に仕事を任せているつもりだったと社釈明しているとの事だ。
市側担当部署では職場内コミュニケーションを積極的に取って再発防止に努めると説明している。
失敗が許されない公務員の世界でもはや仮に今回クビにならなかったとしても、彼は未来永劫、出世も昇格も諦めなきゃいけないだろうけど。生きて帰って来て本当に良かったと思う。
日本人の今の職場は最大勢力だった団塊の世代が退場して、その煽りを喰った団塊Jrが就職氷河期世代だったせいで、丁度若い現在20代後半世代にいままで2人、3人でやっていた仕事をたった一人でこなさなければならなくなってきていると思います。
そりゃ、どんなに頑張ったって、耐えられる代物ではないでしょうよ。物理的に無理ってのがあります。年金だって昔は6人で支えていたのを今は2人くらいなんでしょう?同じ事が職場の仕事量にも発生してるんです。
どんなに仕事が出来るスーパーマンだって、2倍出来れば超人クラスですよ。先輩の方が人数多いんだから、そりゃ入って来る後輩の数が同じだけ入って来なきゃ仕事は多いままだわな。
若いからって、無茶が利く訳では御座いません。その辺、今後の国も企業も考えないとこういう不幸な若者を量産して、組織は破綻してしまいますよ?
って話。
心が壊れる前に、自死してしまう前にタイでもなんでも逃げられてしかも、生きて帰って来れて本当に良かったと思う。