感染力の強いオミクロン型の新型コロナウイルスが国内で急拡大し、社会機能の維持に支障が出る懸念が高まっている。1日4万人ペースの新規感染が続くと、試算では自宅待機などを求める濃厚接触者が月内に180万人を超える。保育園の休園で保護者が欠勤し、人手が足りなくなる職場が続出する恐れもある。官民で柔軟な対応への転換を急ぐ必要がある。
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日経新聞記事より。
また、分科会の尾身会長はこう言っている。
政府の新型コロナウイルス対策を議論する基本的対処方針分科会の尾身茂会長は19日、新たな変異型「オミクロン型」への対応策について「人流抑制より人数制限だ」と述べた。飲食時の人数を1グループ4人以下とすべきだとの見解も示し、こうした対策をとれば「ステイホームや店を閉めること、外出自粛などは必要はない」と言及した。
19日の分科会終了後、記者団の取材に応じた。
尾身氏はオミクロン型の感染急拡大の一因として、大声を出しながらの会食などを挙げた。飲食店などは換気の徹底に加えて大人数での会食や大声を出すといった感染リスクの高い状況を避けるのが重要だとした。
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日経新聞記事より。
一見相反する記事の様にも見えるが、尾身会長の発言を私は支持する。
オミクロン株の感染力は皆さんが存じている通り、物凄いが、その感染経路は空気感染及び飛沫感染であり、重症化のリスクはウイルスの増殖場所から言っても、強い訳では無い。主にオミクロン以外の株は適温が37℃の為、肺で増えるが、オミクロンは34℃程度なので、口腔内で増える。(まだ確定した情報では無いのだが、おおよそ出ている情報からの推察)
その傾向性を見るに、風邪と変わらないレベルでむしろ致死性で言えばインフルエンザの方が遥かに上。感染力は水疱瘡並みと言われるオミクロンだが、いま日本国内ではマスクをしていない人を見つける方が難しい状況だし、ほぼ国民はワクチンの2回接種を終えており、2月、3月にはオミクロンに効果がある事が証明されている塩野義製薬製内服薬が承認される運びである。
必要以上に恐れ経済活動を壊滅させるのではなく、ちゃんと見極めて、行動する事が、今後の生活では大事になって来ると思われる。そういう視点で、私は尾身会長に言われている主張は至極合理性があり、良い提案であるし、まともな見解だと考えて、支持したいと思っている。