トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

こうして無茶が生まれて行く(笑)

最近の中小企業はグローバル化の波に揉まれて、海外に進出している事も多いかも知れない。

 

格言う自分の所属会社も、海外に協力会社を作って、日本の部署の人が駐在する様になって20年を超える。

 

黎明期の駐在者は語学訓練の傍ら、実務訓練も海外で修行して来るスタイルで、対象とする商売の技術力が、海外の方が高く、訓練生的位置づけだったので、若い人が多く派遣されていた。

 

中国経済の発展に伴い数多く、中国へ駐在した初期の頃の駐在者は溢れる中国国内での仕事をまるでモグラたたきの様にやっつける超実務執行型の駐在員だった。新人から成長し、中堅クラス一歩手前位の人が派遣される事が多かった。この時期に修羅場経験を豊富に積んだ人達が、いま部長クラスになっている。

 

そこから、時は流れて、20数年後の現在。

 

駐在者の存在意義は管理コントロールに変わって来た。

 

現場仕事に習熟している事はいわずもがなで、専門外の仕事にも造詣が深いスキルを要求される。プラスアルファ前例の無い仕事をこなす力量を求められる人材にシフトしている。イメージ的には管理職クラスで、マルチ展開可能な人材像だ。専門外でも、取りあえずこの人に頼めば何かしら答えが出てくるという様な何でも屋。

 

例えば品質管理の人間でも、技術的な事が解る人とか、生産の人間なんだけど、品質管理ができる人とか。

 

で、私の場合。品質管理の人間なんですが、新規製品の技術移管、海外工場間移管、海外工場の工場品質監査、海外工場の工場間製品移管監査及び改善、各種規格対応へのシステム監査などが実績でやってきた事(笑)

 

普通、技術がやったり、生産部の管理職クラスとコンビでやったりする内容で、品証の人間が単独で、然も海外でやる事は少ない事柄である。つか、私以外に海外にそんざいする工場間の製品移管を手掛けた人はうちの会社に居ない。日本→海外工場は私以外に実例はあるけど。これも、実は最初に仕組みを作ったのは私。

 

でだ。

 

以前にも日記に書いたが、トマさんどんな仕事してるんですか?と近所に住んでいる日本人(営業本部長クラスの方)に聞かれたので、やってた仕事をそのまま説明したら、「それ普通、部長とか取締役クラスがやる仕事じゃないんですか?」と驚かれた。当方、平社員ですが何か?(日本にいる時は係長だけど、海外に出ると役職が消える。管理職か、一般職かの区別しか無くなる)

 

なんでこんなことを書いているのかというと。

 

間もなく私の交代要員が次期駐在者として、指名されるのだが。指名される側の人材に正直私の交代で上記業務を振られてこなせる人がいない。いないのは経営陣も理解しているらしく、交代要員として最低限やってゆけるだけの教育訓練をこの短期間に施す様にとシステム管理部署(IT的な奴では無くISOとか環境とかのマネジメント部署ね)へ研修計画を出す様に指示を出したらしい。

 

そのシステム管理部署の上長が、「うちで社内教育出来る海外監査員研修は工場の維持監査レベルです!」と経営会議へ言い放った。

 

どういう意味か?

 

1.海外監査員は海外への技術移管

2.海外工場間同士の製品移管

3.新規工場の製品製造移管と品質管理レベル向上。

 

が求められる。これら大きな3つの仕事の内、社内研修で教育できるのは1.のごく限られた部分だけで、大前提として1.の対象工場は既に工場として成立している工場だと言う事。これから工場を作りますとか、買収した工場を自分の所属会社の品質レベルに改造、改善すると言うのは研修を受けたくらいでは出来る様になる訳無いからそのつもりでね?と言ったのだ。

 

まあ、そりゃそうだ。チェックリストに基づいて行われる監査だから、チェックリストの前提が、出来上がってる工場見る為の物だからね。

 

それを、私はその一番プアなチェックリストから、足りない部分を新たに構築し、計画化し、過不足ない改善リスト化して、最終的に工場丸ごと一個を生まれ変わらせた。設備的にも人員的にも。

 

それを8ヶ月間で行った。

 

通訳を使う時期も有ったが、いつも帯同してくれる訳では無いので、自分で中国語を駆使しながら、現場を飛び回ってやったのですが。(飛行機で千キロ単位移動しながらナ!)

 

自分が担当した事無い製品群の管理知識も当然必要で、加えて、現地調達できる事柄から、再構築して自社と変わらないクオリティーを維持させるアイディアが必要。それを実際、新会社にやらせる現地語でのコミュニケーションも必要。

 

自分でやっといてなんですが、正直、誰にでも出来る仕事の範疇とは思えません。

 

人によってはストレスでおかしくなるレベルだと思います。

 

イメージ的には蜂須賀小六を抱き込んで、墨俣、一夜城をつくった秀吉と言うと格好良すぎですかね?

 

現地のローカルメンバーに今までの仕事ではやった事無い手法を理解させ、実行させる。予算を分捕って、金を掛けて工場設備を入れ替えさせる。必要なら補修、修繕も行う。組織を新設し、製品と検査の流れを根本的に切り替える。

 

こんなことを無錫と広州で飛行機で行ったり来たりしながら、やってたわけです。

 

で、それを私以外に出来る様に一週間くらいの社内研修でしてくれってオファーを経営会議が出したので、担当部署の課長が、「無理!!」という訳にもいかないので、「ここまでしか出来ませんよ?」と意思表示したのです。トマさんは別格で、アレをイメージして研修で作れると思わないでくださいね?って事らしいです。

 

まあ、私も同じ社内の海外監査員研修を受けて合格証を頂いてますが、当時、社内で選抜された6名の受講生の中で、ダントツ一位の成績だったと担当部署の課長さんから後で聞きました。

 

今もその方が、担当部著の課長さんなんですが、「アレは例外中の例外」「あの人は研修やるやらない以前の問題で元から出来る力量のある人が後付けで研修受けただけ」と評されているそうです。

 

それで、ある日突然、担当部署の課長さんから、『お前を内の社内研修で、複数人作れって、経営陣から言われてるんだけど、無理!って答えていいかな?』と電話をもらったんです。

 

いきなりだったので、『DNAでも提供すればいいんですか?』とボケをかましてしまいました。『クローン作りたい訳じゃねーYo !』だそうです(笑)

 

伝わりにくい様でしたら、正直無理っす!って、報告したらどうですか?とお答えしましたが、帰って来た答えは『だよな~』でした。だって無理だもん。

 

そもそも、その手の厄介事は本当は技術の管理職が駐在しているのだから、そっちに回るのが筋です。その人課長だし。でも、口から生まれた様な私はしゃべるのが得意なので、ローカル職員のウケが良く、特段揉める事も無く、色々職場に入り込んでいるので、組織を動かせる人と判断されたらしいです。結果、当時丸投げされたんですが、上手い事たまたま行ったので、持ち上げられてます(笑)

 

自分が特別何かが出来ると思った事はありません。他の人たち、他社の人を含めて、凄いね!と褒めてくれる仕事を成した時も、大したことをやった気持ちは本当にないんです。だって、私が出来る事なんてたかが知れてます。みんなが協力してくれるから、事が動くんです。力を貸してくれる人がいるから、仕事がさせて頂けるんです。

 

なので、いつも自分が心がけているのは機動警察パトレイバーの特車二課第二小隊後藤隊長の明言。

 

『みんなで幸せになろうよ

 

です。

 

私はどうしたくて、それはなぜしなくてはいけないのか?

 

それはそれを達成するとあなたたちが幸せに近づくと信じているからです!

 

とこれを事ある毎に、手を変え、品を変え、別の言葉に置き換えて、侵透するまで言い続ける。やって見せる。やって見せたら、やらせて見せる。この繰り返し。出来た事は評価して褒める。

 

必要なら、自腹切って、賞金も出します。

 

実際出した事もあるし(笑)

 

これらをたかだか一回の研修なんぞで出来る様にするって、どんなスーパーカリキュラムだよ!という訳です。

 

ああ、改めて言われると確かに凄い事したのかも知れないと思う程度ですけど。所詮、人ひとりが出来る事なんてたかが知れてます。大義を成すのは人です。私の仕事は人をつなげ、団結させ、組織を作り、目標を示す事だけです。

 

やってくれたのはその目の前の人達です。私は何もしてないし、出来てない。やってもらった事にありがとうしか言えませんから。

面接のプロが居ない日本企業に本当に良い人材が取れる訳が無い。

これまで日本には面接を科学的に考察し、分析しようとするような動きが起こりませんでした。

一方、人種差別の問題に敏感なアメリカでは、採用に関しては「この人を落とした理由は何か」「なぜこの人を採用したのか」を明確に説明できることが求められます。そのため、採用面接をロジカルに分析し、体系化する取り組みが進みました。

日本では、採用についての「なぜ」を明確にすることはそれほど求められません。それどころか「目利き」というある種の特殊能力として片づけられていたのです。

確かに人を見抜く目を持つ人はいます。ならばどこかの時点で、その能力をデータ化し体系化する試みがなされていれば、今頃は精度の高い面接システムが確立できていたかもしれません。それをしなかったばかりに、いまだに「こいつなら一緒に働けそうだ」「ガッツがありそうだ」という、面接官の直感に頼った採用がまかり通っているのです。

このような状況が、なぜいつまでも改善されないのでしょうか。その理由の1つとして、私は「就職活動のオープン化と公平化」があると考えています。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

企業は人なり。

 

どこかで聞いた言葉だと思う。

 

じゃあなんで、企業採用側の面接官の良いひと採用した、続かない人ばかり採用したってのをちゃんとデータ取っておいて、評価しないの?

 

外ればっかり引いてくる取締役って結構いるだろ中小企業に(笑)

 

役員面接までは残っていた良いやつがいつの間にか落ちていて、こいつはネーナと思っていたのが残ってる的な(笑)

 

これからの中小は良い人材は来ない。来ない中で、マシなやつをより選び抜かなければならない世の中になっている。今後、少子高齢化が、世界でも類を見ない角度で進むって話は大抵の社会人なら知っている。

 

知っているのと実感を持っているのでは全然違う。

 

つまりどういうことか。

 

今、さんざん人手不足と言ってるけど給料上がらないでしょう?なんでですかね?

 

答えは簡単。

 

給料を出せない企業が求人してるから。

 

意味わかります?

 

人手が足りなくて、仕事が回らないけど給料は出せない。つまり、安く人を使い倒したい企業ってことです。ブラック企業もあるかもしれない。

 

そんなところが、大量に生き残っているから、儲からない仕事が多い訳。で、どうなるか?金くれるところに優秀な人材は集まる。

 

だから、今中小企業がやらなきゃいけないのは金をくれてやれる収益を上げ続ける体制を築くこと。そのためにいい人材は見つけて囲う。でも中小だから、原資には限界がある。だから、人を見る目があるやつに面接官させないと選び抜けない。だったら、KPI管理させるだろ?普通。(KPIとはkey performance indicator の略で、企業目標の達成度を評価するための主要業績評価指標のことをいう。)

 

この場合、いくつか指標を設定する必要があるが。

例えば。

 

面接官の手腕で採用した人の面接時のデータ。

1.どうして採用したか?

1-1.元気があった。

1-2.学業成績がずば抜け居ていた。

1-3.入社試験の成績がずば抜けていた。

1-4.面接の受け答えが企業側の意向にぴったりだった。

 

2.なぜ採用しなかったか?

2-1.元気がなかった。

2-2.学業成績が悪かった。

2-3.入社試験の成績が悪かった。

2-4.面接の受け答えが悪かった。

 

解りやすくYES、NOで分かる流れにした。この1.と2.をデータ化して分析すれば、それぞれ各設問4番までの結果が良い人材を取るために役に立っているのかどうかが解る。で、問題はその評価内容だ。

 

例えば、

 

入社後その社員がどのような社員に育っていったか?

 

1.入社後1年未満で辞めた。

2.入社後3年未満で辞めた。

3.入社後3年たっても、最初の階級から上がってなかった。

4.入社後3年で何も成果物が上がらなかった。

5.入社後3年間で再教育を2回以上受けた。

 

こんな感じで、その後の人材の追跡調査をする。この結果、企業がこういう人が欲しいという目的に沿う結果をまとめる。

 

欲しい人の能力評価基準。

 

1、入ったら3年くらいはやめない人。

2、再教育も無く入った部署で成果を上げている。

3、他の社員とコミュニケーションも円滑に取れる。

4、他部署との折衝が可能。

 

ま、例えばですが。

 

で、これらまとめ部分をKPとして、面接に落とし込み、その後面接官と面接結果の分析をしてどの面接官が、判定した誰が上手く行って誰が失敗したのかをちゃんと整理して正す。そうすれば面接官がボンクラなら変える指標になるし、いい面接官ならその人の評価を上げることもできる。

 

こうやって賢く中小企業は面接して、良い人材を見抜き、その人を囲う為、生きた金を使えないと亡ぶ側の中小企業に入ってしまう。

 

今後は少子高齢化が進む。

 

人手不足は外人労働者が入ってきた事では根本解決にならない。

ネイティブスピーカーの日本人を使うなら、企業規模を生産性向上で改善して大きくし(大企業になる必要は無い生産性向上が望める大きさ)グローバルにその企業が戦える人材を囲える状況に成長しないと戦えない時代が来ているのだ。

 

だから、外れ面接を行うバカ面接官にはさっさと他の優秀な人を見抜く目がる面接官及び、面接する取締役に変わってもらう必要がある。

 

時間が無いんだ。現場がもたない時が来ている。さっさとヤレ。

親の都合のジレンマ。

現在、会社の都合で、海外駐在中の自分ですが。

 

家族で中国へ駐在している同僚が居ます。

 

奥さんとお子さんが二人。合計三人の家族を連れて、自分を入れて4人で駐在地中国で生活している。

 

子供は二人とも、小学校へ通っている年齢で、こちらの国際学校へ通っている。英語で授業が進むため、英語と中国語(地元のお金持ちの子女が英語習得の為に編入している)と母国語日本語を使って子どもたちは生活している。

 

子供の語学習得能力は目を見張るほど高く、間もなく一年が経過するが、日常会話なら英語も中国語も十分ネイティブスピーカーと成り立つレベルに到達している。

 

で、ここからが問題。

 

最近子供たちが、外に遊びに行かないのだそうだ。二言目には「面倒臭い」「やりたくない」を連発し、それでも親が無理強いしようとすると「日本にいれば友達も多かった」「こっちは詰まらない」と文句を言ったり、泣いたりすると言う。

 

これは親としては切ない。

 

子供を養うためにはお金が居るので、多少の無理を押して、海外赴任を受け入れ、親子で駐在した。でも子供にはそんな事情は関係ない。彼ら彼女らはある日突然安定した環境から、海外へと生活環境を変えられてしまった。しかも、完全に親の都合でだ。

 

私には家族は居るが、今は弟も独立して、両親だから、こんな面倒は無い。奥さん子供では如何に面倒事になるのか。いや、面倒だから、結婚しないとか、子供要らないとかそういう意味では無くて。回避不能な大問題に直面する精神的負荷がとてつもないなと思った次第。

 

この話は旦那が同僚なのだが、色々自由な人なので、きっと異郷の地に一人単身赴任させるとろくな事にならないと、奥様に思われているのだろう。だから奥さんも付いてきた。ちなみに奥さん中国人。(中国人女性の嫉妬は怖い事が多い。ガチで浮気は鬼門。物理的に殺される。)

 

駐在対象部署に居たのが運の尽きではあるが、仕事を受けなければ、他の人が似た様な目に合う。単身赴任を選んだとしても、日本に残された家族は例えば夫の二重生活費を考えながら生活する事を余儀なくされるし。

 

夫がスケベ過ぎだったり、そこまで行かないにしても、奥様からすれば目の届かない所で悪さしていると思いながら、子育てするのは大変なストレスだろう。

 

旦那に愚痴るのも、いちいち国際電話したり、Skypeしたりと、ただ隣にいた旦那に愚痴を言う簡単な事が、一個作業を挟まないと出来なくなる。

 

私は単身赴任だから、自分の事だけ何とかなれば、大抵の事は何とかなる。日本に置いてきた年老いた両親も子供じゃないのだから、大抵の事は金で解決できる。仮にいきなり両親のどちらかが入院して、生活費の他に毎月10~20万必要になったとしても、1~2年なら軽く持ち応える。駐在期間はおよそ3年だから、駐在後、一年を過ぎれば不測の事態が起きても大抵何とかなるのだ。

 

両親が死にさえしなければ。

 

一番恐れるのは瀕死になる事。この場合、移動時間の都合で、死に目に会えない事が有りうる。今の所、比較的健康な両親なのでその線も薄い。

 

家族を持って、子供をもうける事はとても神聖で私にとって、羨ましい事だけれども、そのために、その大切な家族すら、大変な目に合わせてしまうジレンマを負う事になると思うと複雑である。

 

同僚である彼の悩みは尽きない。お小遣いは最小限(日本に居た頃より少ない(笑))で、すぐ尽きてしまうので、子供をお菓子買ってあげるから!とエサで誘い出す技も多様出来ない!(笑)

 

奥様曰く、中国の方が物価が安いのだから、お小遣いもそんなに要らないでしょう?との事。それを言うなら、生活費だって、日本よりかからないのだから、安く済んだ分を多く貯金出来なきゃおかしいだろ?って話になるはずなんだが、通っている学校が、国際学校なので、金持ちと付き合う分、湯水の様に出ていくのだそうだ。

 

いや、うち貧乏だから無理って、言えば正直に(笑)だって金ないんだから。それが、女房のあなたに課された使命だろ?(笑)って思うけど、そこはプライドがあるのね。旦那の付き合い上、生じる金銭にまつわるプライドは対象外な訳ね(笑)

 

こういうのを不公平と言わず何を不公平というのか私は合理的に納得できたためしがない。男女平等は良い事だが、こういうところもしっかり、合理的な証拠に基づいて平等にして事の平等だと思いますけど?(笑)

 

だから、日本では当たり前に行われている給料全額女房管理は根本的に間違っていると思ってる。そもそも、任せてる旦那が、楽だからとか、管理が上手だからとは詭弁で、本人の経済リテラシーが、壊滅的かつ非合理的だから、放棄したってのが、正しい認識だろ?

 

だから、程度が悪くなる可能性のある女房給与管理でも仕方が無いので喜んで受け入れます!ってのが正しい姿だ。出来ないことを他人のせいにするな。

 

一方的に任された側が、未来永劫完璧に仕事をこなすなんて事は相手が、機械かAIでもない限りあり得ない。人間は劣化する。チェックする機能を必ず挟まないと不具合が必ず出る。この財布任せます習慣はそのチェック機能がそもそも設定されていない。だから、不具合も調整、解消されないまま事が重大になってから、露見することが多く下手をするとそれが離婚などの破綻の原因に繋がる。

 

だから、複雑だよね。親の都合で子供を巻き込むと。いろいろ考えなくていいリスクを抱える。でも、一転、私はうらやましく思っている。そういう一人で生きていたら発生しえない悩みや、問題が、結婚し、子供をもうけ居ているが故に、二人で体験出来て、乗り越える権利をもっているのだから。

 

夫婦仲良くするのも権利、仮面夫婦を装うのも権利、子供と上手くやるのも権利、子供を統率するのも権利、虐待するのも権利だ。

 

ただし、乱用すると、生活単位が破綻するオマケ付き。

 

色々な困難も、困難を受ける本人次第で、それは人生の肥やしになるとするなら、一人の自分より、悩んでいても、二人以上いる彼の方が、きっと羨むべき立場だと私は思う。

ゼンリンは当たり前の事を賢く行った。

今回のグーグルマップ騒動、裏を返せば、ゼンリンの”存在感”を改めて見せつけたとも言える。1000人もの調査員を動員し、全国をくまなく調査するゼンリンは、地図作成のノウハウの固まり。もともとゼンリンからすれば、収益性の高い他のBtoBビジネスが拡大しており、グーグル依存度は高くない。

不具合のあった3月、ゼンリンは米マップボックスに地図情報を提供することが明らかになっており、グーグル以外にもいわば”保険”をかけた格好だ。さらに先を見通せば、グーグルのような無料広告モデル(グーグルはゼンリンに利用料を支払い)と今後一線を画し、ゼンリンにとって、付加価値の高い地図は「有料」というビジネスモデルを取り戻す、いい契機になるのかもしれない。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

この記事は本業をしっかり収益性の高いものに維持する(メンテナンス)する大事さと、変わり身の早いビジネスパートナーとの関係はズブズブにならないようにするという当たり前の危機管理を賢く行った好例だと思う。

 

グーグルに風が吹いているから、商売相手にはしたものの、きっとゼンリンは最初から、信用してなかったと思う。そもそも無料で提供されるサービスに金が流れるビジネススタイルは先鋭的では確かにあるが、金払うお客の顔が見えない分、売り手側の会社が融通が利くというか、無理を協力会社に言いやすい会社だってことだ。

 

きっと、グーグルが言ってきた事が、ゼンリンにとって無茶だったんだろう。でも、ゼンリンはグーグルを必要以上に信用も信頼もしてなかった。

 

しっかり、収益が確保できている間に他の儲け先を見つけることに成功したこと。

 

これが大きい。

 

見つかる前に切られていたら、きっと非道なグーグル的な話を経済紙がこぞって、記事に書いていた事だろう(笑)、ゼンリンは確かにしぶとい(笑)大したものだ。

 

他の業界でも、当世風を追いかける事だけではなく、古風なものを見直してメンテナンスして置く事が同じように大事だと思う。

景況判断in日本の社長

半年後(2019年9月ごろ)の世界景気の先行きを聞いたところ、「拡大する」との回答は37.2%と前回調査から18ポイント減少した。一方、「悪化する」は24.9%と同13.9ポイント増えて、初めて質問を設けた16年12月の調査以来、最も厳しい見通しとなった。

悪化の理由としては「中国景気の悪化」が最も多く、91.7%を占めた。19年の世界景気のリスク要因について聞くと(複数回答可)、これまでの調査では「貿易摩擦の深刻化」が最も多かったが、今回は「中国景気の減速」が77.2%でトップだった。コニカミノルタの山名昌衛社長は「中国景気の減速感に加え、欧州の経済・政治の不透明感などが景気の下押し要因となる」とみる。

今後の中国景気の見通しを巡っては見方が分かれている。

半年後の中国景気の先行きを聞くと「悪化」は39.3%で「拡大」(20.7%)を上回った。川崎重工業の金花芳則社長は「中国向けロボットで投資の延期や規模を縮小する案件が出てきている」と指摘する。

 

 

日経新聞記事より。

 

確かに中国の景気悪化は全世界の景気に影響があろう。

 

EUのごたごたもさもありなん。

 

ですが、そんなもん前から解ってたよね?

 

それこそ『2019年は悪化し始めて、それからしばらく悪化しっぱなしだから!』

 

って、ずーっと2018年中、経済紙も大新聞も予想出してたよね?

 

今更何言ってんの?大会社の社長が。

 

そうなる事を見越して、こんな手をうちは打ちましたから、これこれこういう風に大丈夫ですとか。見越して手は打ったのですが、まだ効果が出てきてませんってならわかるけど。景気が悪いです。としか書いてない。いや、だから経営陣の腕の見せ所なんじゃないですか?って話でしょう?

 

それを新聞が、日経新聞ともあろう大新聞が普通に記事にしているところが、日本の経営陣のレベルの低さを物語っている。

 

再三なんどもいうが、日本人経営者のほとんどは他のどの国の経営陣にも劣る。

 

特に中国、アメリカの経営層から比べたら月と鼈。

 

日本企業は社員が悪いのでも、景気が悪いのでもない。経営陣がクソなの。そしてクソ経営陣の社長が、中小企業が、とんでもない数あるから問題なの!クソ社長が淘汰されない事が元凶なの。

 

然るべき方法で、統廃合を促し、適正数になった企業が、今の鼻糞みたいな小さな中小零細企業では無くて、十分な競争力を持つ大きさを持って、業務効率改善が適正数値まで到達したら日本は劇的に回復すると私は思えてならない。

 

社員をリストラするんじゃねぇ!社長が、経営陣が自ら腹切ってリストラしろ。

 

社長や経営陣は自らの会社を終わらせる力も持っているのだから、統合して、一つの業態になって、社員の幸福度がますなら積極的に体力が有る内に統合に舵を切るべきだと私は思う。それを社員の為に思い切るのもまた、社長の矜持だろう。

一票で激変します!

■たった一票じゃ結果は変わらないという意見に反論できる人はいない


感情論ばかりなんだよね。行く気が余計なくなるわ。

選挙って入れる人いないのに行くの?

 

 

はてなのanonymous diary(通称増田)から。

 

相変わらずこの手のバカが日本では後を絶たない。

 

あのなぁ。

 

何処の世界に一票だけの選挙があるよ。

 

明らかに決選投票が有って、票差が解っていて、それが複数票はなれてるなら、一票じゃあ変わらないだろう。だが、他の人も述べているが、票はお前の一票だけに非ずだ。

 

他の人も一票持ってんの。

 

一票の重みが、世界を変えちゃった好例が今のイギリスのEU離脱問題だろうが!

 

感情論でどうせ否決されるから、賛成に投じても大丈夫だろ?拘束無い国民投票だし(笑)って、一票投じた結果が、イギリスが首相首にして、しかも経済大打撃の現状を招いたんでしょうが。

 

一票の動きが、全体なの。

 

 

だから、あのクソ民主政権が誕生したんだろうが。

 

入れたくなる人が自分の選挙区候補者に居なければ白票を投じて来い!

 

意思表示もしないで文句を垂れるのはそもそも国民の義務であり、権利である参政権を無駄にしているの!それに気が付け馬鹿者!

 

お前に届いた投票用紙いったいいくらするのか知ってるのか?

 

純粋に紙代だけなら、一枚110円程度。選挙一回につき国民全員で負担が一人500円。これは公費のみ。議員候補者自身が負担した金額を除く。

 

600円相当するのよ。

 

時給千円の人が30分、時間を拘束されて働かないと頂けない金額より多いの。解る?

 

500円くらいはした金だよ!と吐き捨てたあなた。じゃあ、10月からの消費増税には一切文句言わず気前よく払えよな。

 

税率上昇分は500円よりはるかに安いぜ。

 

この600円相当の物質投票券は国民の血税が使われてる。選挙に行く人も、行かない人からも、行く気のない人も、行く意味が解ってないアホの分も血税が使われている。

 

なのに、行く意味がね~とか言う訳。

 

お前の分は良いよ。他の人が収めた税金返せや。

 

お前がメンドクセーのいく意味が無いだの言う権利があるように、無駄に選挙権をされた事に憤りを感じるのも他の有権者の自由だから。だから、自分の意見を言わせてもらう。そういうアホが、後を絶たないから、いま政治がこうなっていると。

 

アップルの牙城は守り切れるのか?

米アップルがサービス事業にカジを切る。25日、スティーブン・スピルバーグ監督ら著名人を招いたイベントで、ネット動画やニュース配信など新サービスを矢継ぎ早に打ち出した。華やかな発表の影には、スマートフォンスマホ)「iPhone」など一世を風靡した製品群の失速に対する焦りもある。世界で14億台が稼働するアップル製品の牙城を守るため、端末を使い続けたいと思わせるサービスの拡充に総力戦で臨む。

 

 

日経新聞記事より。

 

何日か前に全世界にトップニュースに近い扱いで流れたこの配信事業のお話。

 

IT業界は端末のコモディ―化が避けられないため、まだ余裕の有る内に収益を上げられる別業態を構築するという事らしい。

 

なるほど、iPhoneは今、中国でも人気が落ちてきている。中国資本のOPPPOやファーウェイ、シャオミー、ホン三―なんかが売れている。端末の使い方も所謂十分なスマホで中国人が気に入りそうな自撮りのデコレーション機能が充実しているスマホが数多くラインナップされている。

 

中国の場合、中国のLINEと言われている微信(ウェイシン、ウィーチャット)が使えればどの携帯電話、スマートフォンでも別に構わないのだ。

 

決済機能も、検索機能も、ブログや、電話、音声通信、SNS機能まで網羅しているアプリが使えれば後はどれでもいいのだ。微信にはそのアプリに紐付けて、映画館の座席予約をしたり、出前を頼んだりといろんな広がりを見せるアプリが存在する。

 

それらの使いやすさ、利便性が中国では中国政府の性で規制されている訳で、グーグルやフェイスブックが使えないみたいに。それぞれ対応する別の検索エンジンなどがある例えばバイドゥ百度)とか、ウェイボーなんかのSNSサービスがそうだ。

 

端末のコモディ―化よりも、ソフトウエアのコモディ―化の方が激しいのは周知の事実。サービスとして広がってゆく以上、使ってみて似たような機能を作ってしまえばいい訳で。機械なら、見ただけでまねるのは製造を介在するが故に難しい部分もあるだろうが、ソフトウエアはそうはいかない。見て真似ることが出来る事の場合が多い。

 

中国のような政府主導で如何様にも規制がコントロールできる国が世界の五分の一の人口を抱えているのだ。自国オンリーの市場として、国民を使える強みがある以上、ソフトでの競争は外国勢の負けが見えてる。

 

だから、アップルはコンテンツで商売を仕掛けて行く訳だが、これも期待するほどの効果が果たして全世界で得られるだろうか?アップルでなくてもAmazonが同じようなサービスを提供しているし、Amazonは中国ではだいぶ規制されているので、京東(ジンドン)、アリババなんかが主流。

 

それこそ米国発のネットフリックスとかが競争相手になってしまうだろう。

 

イノベーションの先鋒を切っていたアップルもここへ来て、創業者ジョブズの威光も薄れたとみるべきだろう。

 

なので、日本にはソフトでもコンテンツでも勝負してはもらいたくない。負けが見えてるから。正直日本のIT教育はインドに比べたら100年は遅れてる。勝てるとすれば今から大きくIT人材育成に舵を切ったとして100年以上先の話だ。日銭を稼がにゃいかんから、時間が無い。並行してやるなら、達成までに時間がかかる。

 

そこで、やっぱりコモディ―化が難しいリアル世界の実物製品でまず勝って欲しい。技術の積み上げがそのままリードにつながる分野なら、日本を超える技術力を誇る国は多分永遠に出てこない。

 

中国がIT覇権を狙うのはそれが簡単だからだ。自国民を市場として囲い込める絶対的優位性をもっているから。ソフトはコピーだってできる。新しく似たものを作るのも製造品ほど難しくない。

 

だから、アメリカがあれだけ警戒しているのだ。

 

その辺の商売っ気が、日本人は希薄すぎるので、アメリカさんの御勘気が理解できないのだ。

 

で、結論。自由市場のアメリカと、囲い込みが完了している自国民を実験台に使える中国とでは何やっても勝負にならんと私は思う。