トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

2011年を振り返って

聞いたことがある人もいると思うが、とある営業マンが自社のカレンダーを新規見込み客に置いてもらって自社を覚えてもらうという手法を展開したときにどうやったら『カレンダーを置いてもらえるか?』を考えて、11月から始まるカレンダーを作ったという話がある。


どこの業界もたいてい挨拶に来るのは12月。当然携えるカレンダーは来年1月からのものになる。そこに目をつけた彼は11月から始まるカレンダーを携えて他社の営業マンが回る2ヶ月前にお客回りをしてカレンダーを置いてもらい最終的に売り上げにつなげたって話。


上手く出来てるな〜とは思うが、11月からのカレンダーなんて作るところは無かっただろうから、最小Lotを全部買い取りで受注生産だったろうに一体いくら掛ったのか心配してしまった。多分成果が出るまでの間は毎年、営業マンの自腹だっただろう。でもそれで売れたら安いのかも知れないが…。


で。


そのつもりで世の中を見渡すと、一部団体で11月に来年の出発を切るところがあるにはある。先取り感もあるし、やり方間違えてると取れるところもある。まあどっちでもいいが…。


そこで、いつもなら年の瀬に今年を振り返るのだが、本年2011年は11月に振り返ってみようと思う。


総括は12月にやるつもり。


去年の11月は非常にシビアであったと記憶している。そもそも自分が中国へ赴任する切っ掛けだった仕事が遅々として進まず、関係部署が苛立っていた時期だったからだ。もう、無理やり強引な手法で文句を言われるのを覚悟でいろいろ行動したところやっと事態が動き出したのを覚えている。お陰であちこちからエライ怒られた。怒られようとシバかれようと、最終的に会社の利益が出なければここへ来た意味が無い。私が中国へ来た意味とは仕事の結果を出す事。ひいては会社が儲かる事である。怒られないことではない。だから怒られてもシバかれても、偉い人にも文句を言う。喧嘩してでも他部署へ言う事を聞いてもらうを繰り返して仕事を推し進めた。結果、ボコボコに起こられもしたが、帳尻はあったので2011年2月に行われた監査に間に合った。


その一番面倒くさかった時期が11月だったと思う。


現在、昨年とは比較にならない面倒くさい事態になっている。日本の元々状況が不安定なので仕方無い部分があるのも確かだが、情報の整理と業務進捗コントロールを管理職でもない私がコントロールする事になったので奮戦している。


資料も含めて取締役と直にやり取りしなければいけないのは苦痛だが、まあ仕事ですから仕方ありません。なんで平の私の指示で偉い人を動かさなきゃいけないのか良く解りませんが…。うちの会社おかしいんですよきっと。


で。(閑話休題


ふりかえって今年はやっと中国でのビジネスになれはじめてきたというところでしょうか。昨年は本当に生活するだけで精一杯で中国側と交渉するまでにいたりませんでした。現在は向こうの要求を確認した上で是々非々で対応可能になってきました。向こうもかなり狡猾なので、裏取りは必須です。やるからには結果を求められますから、こっちも手抜きは出来ません。まあ、でもまだまだ国内で仕事していたようには仕事が消化できません。


このままでは何もかもが中途半端で再来年帰国しなくてはいけなくなるので引き締めて頑張りたいと思います。