団塊世代を糾弾と言うか文句を言ったブログを見かけた。
（記事引用）
皮肉なことに、この日本という国は、教育や少子化対策を代表とするありとあらゆる将来への投資を切り詰めて、何をやっているかといえば、団塊の世代を中心としたお年寄りに資源を配分しています。
ほんとは、子供の数を増やせば、あるいは教育に力を入れて人的資源を伸ばせば、たくさんお金を稼いでもらってたくさん納税してもらえるはずなのに、全然そういうことをせず、今お金が必要なお年寄りに、年金、あるいは生活保護の形でお金を払っています。
ところが、この団塊世代、お金持ちなんです。日本の個人金融資産１４００兆円のうち過半はこのおじいさんたちが持っています。なのに、このおじいさんたちは、税金で自分たちの財産を取られるのには徹底反対し、他の誰かのお金だけが徴税の対象なのだと嘯いています。
一番お金持ちの人たちが、一番貧しい人たちにお金を払い渋る世界。なんというケチ。しかし、こういう社会を望んだのは当の日本人です。ざまあみろ。
（引用終わり）
この人の言っている事は正論です。間違いない。
でも、年寄りにだって言い分はある。『自分たちがせっせと働いて前の世代を支えていたんだ。これからは私達が支えられる番なのだから権利を主張して何が悪い！』
という事をきっと団塊世代は主張するだろう。これを解決するのは『政治』しかない。政治が判断し『法令化』して始めて決着が付くだろう。
例えば『将来の世代の為に必ず○○の用途に予算を○○％必ず割く』なんて法律でも出来ない限りこの手の問題は決着しない。結局煎じ詰めれば権力とはお金の使い道を分配する『権利』なのでこれがどうにかならないと若い世代が何を叫ぼうが政治家が吼えようが何にもならない。
で
これを起こすには政治リテラシーが低い若年層に選挙権を行使して『こういう法律を政治家に作らせたら、こういう未来が期待できます』くらいの具体性を持って呼びかけでもしない限り投票率なんて上がらないと思う。
どうせ決まっている出来レースに興味は無いというのが若年層の言い訳ならこっちから積極的に若年向け出来レースを提案すればいい。そして具体的に『どこで』『どれだけ』『誰に』投票されたら議員が誕生してその議員は『この法律を作る為だけに頑張ります！』って出せばいい。
インパクトを付ける為に法律誕生後は総辞職しますくらいのオマケをつけて。極端だがシンプルで解りやすいだろう。そしてその成功例が誕生すればきっと若い世代も理解する。国を変える有効な手段が選挙なんだと言う事を。
で
問題はその目標となる『法律』の中身なんだけど。若年層が賛成してくれそうな内容にしないとね。これって『未来にお金払います！』って方向の法律で良いと思うんだけど。もっと具体的な法律なら票を集められるかもしれないな。
