トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

老後資金2000万円問題に思う。

色々、突っ込み所満載なんですけど。

 

最早マスコミは麻生大臣憎しで野党議員と共闘しているとしか見えないし、麻生大臣も大臣で相変わらず口が悪いと言うか、言い方考えた方が良いと言うか(笑)

 

別のニュースでは安倍首相が金融庁を馬鹿者扱いしたとかしないとか出てるようですし。そんなどうでも良いニュースの断片が、海を隔てて中国まで聞こえてくるとは・・・。日本も相変わらず平和なようで。

 

新潟の地震の方が、よっぽど心配です。被災者の皆さまには心より、お見舞い申し上げます。

 

さて、

 

そもそもなんですが、老後資金云々や年金ガーなんてのは今更な話題でして、もうそれこそ10年以上前から、今ホットになっているお金の話題は既に出尽くしていました。所謂自己責任論が好きな人たちに言わせれば「ホレ見た事か!」なのでしょうし、そういう事に疎く、知らんぷりしていた人達からみたら、「国が見捨てた!」「どうしてくれるんだ!」なのでしょう。どっちもどっち、救えねーなあ。と思います。

 

団塊ジュニアと言われる1970年代から1980年代くらいの生まれの人は良くも悪くもターニングポイントを多く経験している世代です。

 

所謂受験戦争と言っていた過密受験競争の時代も、この世代を最後に無くなってます。ピークであり、消滅の時期を経験している世代です。以降はAO入試なんていう事実上入試制度無しになっている誰でも入れる大学が出現してしまった最初の世代ですから。

 

失われた20年と言われるロスジェネ世代もここ。

 

派遣村で雇用を失った人たちが多くいたのもここ。

 

スキルアップも出来ず、中年引き籠りを多く量産したのもここ。

 

挙句、給料も唯一下がっているのが、この世代なのです。

 

そして、とどめにそんな金も、雇用も、実務力量も無いこの世代に老後2000万円無いと詰みますよと来たもんだ。

 

でもね。

 

もう、ターニングポイントを多く持ってる世代と勘付いていれば予想できなくもない話なんですよ。いや、予想できない人たちを下に見る話では無くて。そういう世の中になるかも?って予感がする人達もいたと言う話です。

 

どっかの名著で「パラダイムシフトが起きている」と冒頭に語られてますが、所謂メリケンの大投資会社出身のお方が書いた本です(笑)

 

とっても腑に落ちた。だって、今までの常識が全く通用しない世代だと思えば、今まで起って来た事実が、納得いくもの。だから、こうなっただけの話。

 

ならば、今までの尺度で例えば2000万円今から用意しましょう!と頑張ってもあまり意味は無いと思います。前提が狂ってるのだから、いくら頑張ってもまたその頑張りが無駄になる可能性があるという事。思い切って考え方を変えて、例えば2000万円用意するのでは無くて、ただで老後活きて行く方法は無いかな?くらいのぶっ飛んだ発想で考えないと、乗り切れないと思いますよ?

 

ちなみに私は今から、貨幣経済からドロップアウトして、定年後生活する方法は無いものかと模索している所です(笑)

 

世界で見ればガチで、まだ物々交換して、経済が回っている地域があります。実は中国の内陸部の農村なんてガチでそういう所があります。お金が必要な所で生活しなければそもそも老後資金なんて無くても良いのです。

 

いや、例えばですよ?

 

日本の山とか、海とか所謂、地方のど田舎と言われる所なんかだと、普通に狩猟が成り立っている地域がまだあるでしょう?NHKでニュースになっているご高齢の現役漁師の人なんてへたすると80歳とかざらにいる。猟師の方だって、同じ事で猟友会の盟主で、イノシシ狩りの名手なんて方も普通に80歳だったりする。

 

そういう所で、お金じゃなくて、現物支給で生活する事を考えれば、食っていけない事も無い。生き抜く事に特化して考えたら、まだまだ色々工夫の余地はあると思います。快適な生活では無いかも知れないけれど、面白みの有る張りを持った生活にはなり得ると考えています。

 

考え方ひとつで、落ち込む事も、希望を持つことも出来るのだから、まずは自分を棚卸して、何が出来て何が出来ないのか、どう考えると、何が開ける可能性があるのか?自分自身で実験してみるくらいの覚悟とノリで、実験証明してみればそれ自体が生活だし、楽しめるイベントにもなり得るのではなかろうか?上手く言ったら、他の人にも勧めてあげたりして。

 

そういう生活も、またいくつもある世界のひとつ。

 

私はそんなふうに考えている。