トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

困ってる人を助けなくて何の政府か。

『困ってる人たちに現金支給を!!とか本気でのたまわってる皆様へ』というはてな匿名ダイアリー記事があった。

 

書いて有る事は一見ごもっとも。そういう気持ちも解らないでは無い。

理性的に言ったら、今が戦時下という表現もそういう捉え方が出来るのかも知れない。

 

ただ、個人的には現金給付は有りだと思っている。

 

理由はいくつかあるけど。概ねこんな感じ。

 

1.国の要請で移動、教育、就業が実質制限されるのでその保証という観点。

2.実体経済に明らかに影響がある要請なのでその保証という観点。

3.1.2.の観点から、生活困窮、事業継続困難になるのであればそれは人災の側

  面があるとも言えなくもないので、政府が理由を付けて保証しようとする姿勢

  は評価に値する。

 

直接新型コロナに感染していなくても、その影響下に有って、実際の生活が立ち行かなくなる国民がいたら、手を打つのが政府の責任。しかも、影響を受けている人が、国民の人数としてかなりの数になる事が想像に難くない状況。これを将来が大変になるから現金給付はどうなの?と政府が決断するというのは無理な話だろうと考える。

 

一般論として、目の前の家族が苦しんでいるのを見捨てられる人はまず居ない訳だから。『戦争状態なんだからそのくらい当たり前だろう?』という論調なのも理解できる。ただ、それを何の違和感も無しにのみ込める人は少ない。

 

後で御金の工面が大変と解っていても、藁をもすがる気持ちなのが、今の日本の状況ではないのだろうか。実際、志村けんさんが亡くなられて、初めて事の重大さに気が付いたという若い世代も多いと聞く。実際自分の親が60~70歳の世代なのだろうから、30代から40代の人の意見なのだろう。

 

全世界がここからリーマンショックを超える未曾有の経済困難に突入する。もしかしたら、いち早く立ち直りつつある中国が一人勝ちするタイミングも有るかも知れない。

 

でも、日本は感染者が多いといっても、世界レベルで見れば少ない方で、然も医療崩壊を起こしている他の先進国と比べれば死亡率も感染拡大率も低い。インフルエンザの死亡率も全世界最低状態の日本なので、インフルエンザよりも毒性の弱い新型コロナでは感染者の数は多いだろうが、医療崩壊を招く様な事は今の所、起らないと予想される。

 

国民一人ひとりがパニックに陥らない事が今は一番大事な事ではなかろうか。

 

そして、協力すべきは協力し、一日でも早く、この病を終息させ、復興に取り組めればその時こそ、このウイルス災害を糧にして、新たな取り組みや今まで解っていても出来なかったリモートワーク関連の商売がぐっと展開されるのでは?と期待している。

 

希望を持つのは人の意思の力だ。希望とはすがるものでは無い。希望は意志の力で獲得した時、実現に向ける原動力となる。その意思が、不可能を可能にする源泉だと私は信じている。