トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

重度障害者の国会議員活動の賛否。

今回の2019年参議院選挙に於いて、令和新撰組から二名の重度障害を持つ議員が誕生した。その事自体は快挙だと思うし、そう言った人にも議員として立ち上がってもらいたいという有権者の想いが結実した姿なので、素直におめでとうございます。と言いたい。

 

その上で、自ら話す事も、意思表示する事も出来ない彼らの状態で、実際の議会運営に耐えられるのか?また、そのような国会議員が本当に国民の負託に応えられるのか?に疑問が集まっている。

 

でも、これについては私は逆の意見を持っている。

 

働き方改革を強く訴える政府に対して、これら二人に他の議員と、そん色無い議員活動を達成させる事が、働き方改革の真の成功例になるのではなかろうか?という思惑だ。

 

これだけの重たい障害を背負っていれば徹夜の議会運営は辛いし、普通に考えて戦えないだろう。意思の疎通も難しいだろう。でも、だからこそ、改善点を模索するにはこれ以上ない高いハードルになる訳で、そう言った人にも道を開く、共生社会が政府与党が目指す世界なのでは無いか?という問いにこれ以上無い明確な答えを出す場所になっていると思う。

 

ただ、その中で私が心配しているのは彼ら、彼女らの言葉は本当に彼ら彼女らの言葉なのか?という部分だ。別に山本太郎氏を疑っている訳ではないが、意思疎通が思うに出来ない人たちなのだから、その代弁は厳正かつ、正確でなければならない。それが保証されなければならない。虚偽の答弁や虚偽の意見を彼ら、彼女らの代わりに勝手に発信する取り巻きが居ないと誰が保証できようか?

 

彼らは議員という立場を得た。それを悪用しようとする輩が居ないとは言えない。そういう奴らから、彼らの誠実な想いを護り、国民が彼らに託した貴重な一票を確実に生かすために彼らを護り支える制度や仕組みをしっかり国会内に構築して欲しい。

 

誰が見たって、国会議員は楽な仕事では無い。その国会に於いて、議員としてしっかり働けることが証明されれば、それを起点に働き方改革も、本来あるべき姿に近づいて行く事だと私は思う。

 

願わくば、山本太郎氏が、自身が選挙戦で言った通りの気高い志のままにしっかり、国民の負託に応える議員活動、政党活動をやり抜いて欲しい。

 

政治を監視する国民主権を持つ、いち日本国民として、貴重な一票を託され議員になった二人の勇気ある障害者を悪用する様な事が無いようにしっかり注視して行きたい。