トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

3万円の行方

最近、何年かぶりにお父さん世代のお小遣いが増えたとか増えないとかでニュースになった。


曰く、だから景気が回復したのであると。


でもさ。実感できない。そもその長らく景気低迷を受けて2万円台だったお小遣い指標が3万円台を回復し、4万円台を伺う勢いだとの事。


ちょっと待ってくれ。国が発表した平成22年の平均年収だと例えば30代なら400万円チョい。てことは手取り年収は300万円強。月収に直したら大体25〜30万円くらい。住む所によるだろうが、大体家賃が5〜8万円とするとン残りの生活費は20万円前後になるはず。


さて、ここから水道光熱費、通信費(携帯・ネット)、食費を引いたら一体いくら残る?

水道光熱費:¥15500円
通信費:¥10000円
食費:¥40000円
合計:¥65500円

車をもっていてガソリン代がかかるならプラス¥8000〜10000円かな?


そうすると大体残りの金額は14万円以下になるはず。

でもこれ一人暮らしの場合です。夫婦だったら?子供がいたら?部屋も少し大きいところになるからプラス1〜3万円とすると残金10万円前後。

たまには外食とかいったら更に食費1〜2万円プラス。これで残りは8万円前後。子供の養育費やその他習い事なんてあったらもう残高は5万円を切ります。


ここまでで一切、趣味趣向の費用は入っていません。タバコとかお酒とかは論外。旅行なんて国内でもありえない勢いです。貯金の類もありません。さてどうやってお小遣い3万円が捻出されるのでしょうか?


所謂、標準世帯家族4人構成でいたとするとお父さんの小遣い3万円って殆ど都市伝説でしょ?


タダでさえ現在は控除が削られているので、16歳以下の年齢の子供と16歳以上の学生を持つ親御さんは税金がガッツリ増えてます。更に生活費は削り取られる一方。そして諸費税増税。どう考えても小遣いが増えるハズが無い。これ今流行りの『ステマ』なんじゃ?と(笑)


小遣い増えたらしいからお金使おうよ的な…。


あまりにむごすぎる現状に本当に泣きたくなる。少なくても平均年収でお小遣い3万円なんてほぼ不可能。車持たないとか、格安物件に住んでるとか、何かしら優れた節約法をもっている人以外には無理だと思う。


一体誰がお小遣い3万円もらっているのだろう…。


当然私の年収では無理です(ToT)