トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

権力が恐れるもの

日経新聞記事より↓


新公民運動はデモや政治集会などで民主化や政治改革を訴える従来の政治運動とは異なる。参加者は毎月1度、決められた土曜日の夜にレストランで食事をしながら、教育問題や汚職撲滅、食の安全、年金、医療など社会問題を話し合う。ネットや口コミを通じて趣旨に賛同した者が集まり、議論をするが、食事会が終われば三々五々と家路につく。固定したメンバーもいなければ、明確なリーダーもいない。憲法が認める集会や言論の自由の範囲内で活動し、社会に改善を呼びかけていく運動だ。

 この運動を新公民運動と名付けたのが許氏だった。許氏も全国の活動を主導するリーダーではない。現行法の範囲内で社会改革を訴える形式はこれまでの民主化運動の失敗を踏まえた上でのことだ。ノーベル平和賞を受賞した民主活動家の劉暁波氏は「08憲章」と呼ばれる文書で共産党一党独裁を否定し、民主化を訴えた。当局は当然のように劉氏を共産党体制の転覆を謀る罪で逮捕し、運動を取り締まった。その点、新公民運動は共産党体制そのものには反対しておらず、当局の取り締まりの対象にはならないはずだった。

許さんって普通の人なのね。そりゃ中国権力者は恐れるはずだわ。過激なことをやるエリートは頭を潰せばそこで終る。同じ意思をもった賢明な民衆の連帯は例え誰かを倒してもすぐに意思をついでリレーされる。だからこそ民衆は賢いのだと思う。