中国証券監督管理委員会(CSRC)は持ち株が5%以上の株主を対象にしてこれから6か月間株の売却を『禁止』する事を宣言したようです。
しかもこれに反した人は厳正に対応するとの脅し文句付き…。
上海株も政府の介入があったにもかからわず全く効果なし。粉飾とは言いませんが、管理通貨で共産主義という強みを生かして自由市場の恩恵を受けながら都合のいいところは管理していた中国経済。結局、コントロールできない状態に突入してしまうという事でしょうか。
今回の株価下落はプロの投資家たる機関投資家が居ないというかだいぶ少ない事に問題があるみたいな発言も見られる。実際中国はその八割が個人投資家という事らしい。外国人が残り二割というからそういった意味で『プロ投資家』が全体的に少ないのだろう。
だから素人的に見ても政府の施策に呼応して、市場を安定させる動きを見せるよりも、個人単位だからとにかく損をしないように市場が動きやすい側面があるのかもしれない。その辺他の諸外国と違って、動きが読めないのかも知れませんね。いずれにしても、中国は今後、大きく景気を後退させる可能性が出てきたのは間違いないのかな?