トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

最終学歴で買い物をすると言う感覚。

からやってほしいことがある。ここから高校三年生の甥っ子にも話したことだけれど。

まず、進学するなら学費を見てほしい。大学でも専門学校でも。それから、在学する年数も。

その上で、その学費時間投資して「何を買いたいのか」をハッキリ答えられるか確認してほしい。

その形は「夢(状態)」でもいいし、「将来の収入(物)」でもいいし、なんなら「たった一人の親友」とかでもいい。

つり合いのとれる見返りを自分で描いてほしい。

それがどうしてもできないんだったら、ちょっと高値張って無駄な買い物をすることになると思う。

それは、あとでわめいても、誰にも文句を言えないお買い物。

ちなみに財布が親だろうが、奨学金だろうが、自分ではない場合も確かめてほしい。

出所自分じゃなかったら全部借金から

 

 

はてなの匿名ダイヤリーより抜粋。

 

これ非常に大事。

 

ちなみにこの甥っ子の高校三年生男子は進路を早く決めろと親、先生に言われて、『面倒くさいから、大学でも専門でも良いからどうしようかなぁ~』と増田に相談している。この男子は面倒くさいという言葉は使っているが、内実決められなくて怖いのだと思いますがね。自分で責任取れない事にビビっているだけで、決めて欲しいんですよ自分以外の誰かに。そうすればその選択が間違っていても、責任取らなくてよいから。

 

 

話がそれましたが。

 

 

これ私も似たようなことやりました。

 

大学に入ったばかりの頃。

 

学費とか入学金とか解るじゃない。学生課に行けばすぐに教えてくれるし。

 

1年から4年まで学費って実は均等にかかるんじゃないのよね。中退する人たちがいるから、学年が浅いほど私立の場合はカネがかかる!とりっぱぐれ無い様にな(笑)

 

で。

 

大学の授業料4年分、4年分の往復交通費、教科書代、その他雑費を大体で見積もってさ。大学の総単位数を獲得するための総授業数から、1授業当たりいくらするのか計算してみたの。

 

なんと、1授業90分で2万円を超える!

 

自給換算で、1万5千円!

 

でね。考えた。大して頭の良くない私立の理系クラスでしたよ。でも簡単に分かった。この世で、バブルの残り火がまだチラついていた当時の時給ですら、1万5千円なんてバイトは一個もない(笑)

 

授業を休んでバイトや何やらに精を出すことが如何に不毛で勿体ないか。よ~く解った。だって、時給1万5千円を超えないと、授業出るより損なのよ?挙句、授業料分も働けないと来た・・・。

 

そっから、悪い頭で必死こいて勉強して2年初めに奨学金を獲得し、月5万円稼げるアルバイトを始めた。当然、授業はフル出場を獲得するため、夜中に働く。夜の22時~翌朝6時までのお仕事。そのまま、バイト明けで、電車に飛び乗り、大学へ向かう電車の中が睡眠時間という生活を2年半続けた。長期休みは別に短期バイトを入れて通常のバイトと掛け持ちで、2倍働いた。

 

授業料は百数十万円を一括ないし、2回分割で払わなければならないので、どうやっても支払えず、親にお願いするしかなかった。その他の交通費と生活費雑費、教科書代、遊興費、教習所代金は全部自分で負担した。卒業してから、奨学金は全部返済した。

 

授業料は親に家を買ってあげて相殺した。

 

その住宅ローンを払いつつ生活しているが、独り身になったので、今は余裕である(笑)特に今は海外赴任で、給料にブーストかかっているから、日本にいるより貰っているしね(笑)

 

大学を出させてもらったおかげで、色々有難かった。そういう意味では、費用対効果は非常に良かったと言える。是非、進路が面倒くさいとかぬかす、先の見えない高校生には簡単だから、目に見える『金の量』で、今後の人生をどう有利な買い物をするか、勘定して欲しい。

 

これが一番現実的な物差しだ。

 

あーでもないこーでもないと、解っていない大人が講釈垂れるのが一番無駄。金という共通の尺度で論じることが、一番現実的で、一般化しやすい指標だ。これなら、ジジババでもおっさんおばさんでも、高校生くんだ入りのお子様でも解る。お前が一言面倒くさいなどと偉そうにのたまっている進路はこれだけの負担を親に強いる親不孝の塊なんだと思い知るべきだ。

 

特に今は、親の援助が無ければ苦学生すら成り立たない貧困時代に突入している。学費が高騰し、親世代の年収は下落の一方だ。子供に理解してもう所は解ってもらわないといけない。遊び金で大学へ行かせてやっている訳じゃないと理解させないとね。

 

いや、もっと言うと、バイトもして、学業もやり抜かないと、学費は元より、生活費すら負担できないと知るべきだ。その位今の世代は貧困予備軍になってしまっている。私の頃は遊ぶ金欲しさにバイトした。今は、大学生活を送るためにバイトをしなければ学生生活がそもそも成り立たない。遊ぶ余裕なんてないのだ。下手するとブラックバイトに搾取されるから。

 

そこから考えても、留年するのが如何に無駄な金なのかこれなら分かりやすい。

 

兎に角、基準になる解りやすい尺度をもってこれからの将来を天秤にかけてください。あなたの未来はあなたにしか責任が持てない。選択は自由。選択した責任は自分持ちだ。出来れば自分で後悔はしない選択をして欲しい。