トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

国債の償還etc

調査会社ディールロジックによると今後3年で満期を迎え償還が必要になる債券は3兆2297億ドル(約359兆円)にのぼる。内訳は国債が1割、社債が9割で、合計した償還額は18年に8919億ドル、19年に1.1兆ドル、20年に1.2兆ドルと毎年増えて過去最高の更新を続ける。

 償還額の多くを占めるのが中国だ。企業と政府部門をあわせた今後3年間の償還額は1兆7531億ドル(195兆円)と新興国全体の54%になる。償還額の多い国はロシアが3年間で1330億ドル、メキシコが同881億ドル、ブラジルが同1360億ドルとなる。

 債券は償還期限が来ると投資家に資金を返済しなければならない。通常は新たに債券を発行し資金を手当てするが、投資家層の薄い新興国では国内投資家からの資金調達だけでは間に合わず、ドル建ての債券で海外の投資家からも資金を集めている。国際金融協会(IIF)によると企業と政府をあわせた新興国の債務は、6月末時点で57兆ドルと世界全体の債務額の3割を占める。

 米国は利上げを進めており、新興国通貨に対するドル高が進む。金利が上昇すると利払いの負担が重くなり、ドル高により新興国通貨で計算した債務の返済額も増える。信用力の低い国や企業でも有利な条件で債券を発行できた時代は終わろうとしている。

 中国では企業が設備投資や金融資産の購入のために債務を膨らませている。金融当局は過剰債務を解消しようと金融の引き締めを急いだ結果、資金の再調達が難しくなった企業が相次いでいる。

 実際に18年に入り債務不履行(デフォルト)に陥る企業が出始めている。石油・ガス供給会社の「中国国儲能源化工集団(CERC)」や香港上場の不動産開発会社「新昌集団」のドル建て社債などが相次ぎデフォルトに陥った。

 

 

日経新聞記事より。

 

さぁ、始まりました。

 

デフォルトの波がまた世界を駆け巡るのか?

 

どうなるやら、今後を注視して行きたい。