会社同士の戦いって本当に悲惨。まあ大変。売られた喧嘩は買わなきゃならない。つうことで、国際弁護士を要して法廷闘争を開始した我が社！
戦火は拡大するかに思われたがたいした進展も無く最近は結構静かだった。ところが、この夏休みを前に大きな動きをみせた。販売代理店に闘争相手がちゃちゃを入れてきたのだ。
製造拠点は海外に移してあり、現行では我が社での生産体制が厳しい状況。加えて材料も日本のメーカーがこぞって休みに入るお盆期間では思うように材料を引っ張って来れない。さらに追い討ちで海外生産拠点でトラブルが続出しているしまつ。
ここでの兵糧攻めはハッキリ大打撃。のど元に刃を突きつけられた形になった。
これで我が社の命運も尽きたかと思いきや結構向こうが間抜けで助かった。なんと向こうが在庫していた品物が通常ルートでは販売できないシロモノと判明したのだ！空前の不良在庫を抱えてしかも、売るに売れない状態との事。『馬鹿である』すぐさま敵対側の代理人から連絡があり、在庫を処分したいから休戦協定を結ぼうと話があった。
こっちはこの間抜けぶりに乗じて攻め込むつもりで体制の建て直しを図っていく作戦。いずれにしても一進一退の攻防戦になってきた。先制攻撃によろめいた我が社であるが、こっちも看板背負って商売する日本人の端くれである。決して軍門に下る訳には行かない。
『薄氷の休戦協定』なんてのはどっかの漫画みたいだが、いつまでつづくのか？レバノン情勢には申し訳ないが、自社のことが目下の興味の的である。日本人をなめるなよ！なんとでも出来るという力の証明をしてくれる。まだまだジオンはあと10年は戦える〜！
