赴任者３人の中で一番若いのが技術部のＵ・Ａ（以下呼称Ｕ）さん。かれは若干２５歳で英語ペラペラ、英文の文章もスラスラの出来る人ですが、仕事が甘い！今まで赴任者の長である生産部課長のＮ・Ａ（以下呼称Ｎ）さんがブチ切れている所を『彼なりに頑張っていますから』とか『まだ彼も若いのでその辺で･･･。』とかカバーしてきた。カバーするたびに『トマさんは彼をかばうけど私はＵさんを信用していないからね！』との厳しいお言葉。
私も別に信用している訳ではない。でも一緒に仕事をする以上、たとえ失敗しても仕事を『任せる』という信頼関係は大事だと思う。ただ、『お客様』や『協力会社』に被害がでるようであれば事前に止めるし、怒ることも指導することも必要だと思う。
でだ。今日は危惧していた致命傷が発生した。
生産部Ｎさん大激怒！
本来、お客様にテストして頂くサンプルを『取り違えた』と『勘違い』してテストもせずに帰ってきた！
つまり、正解のサンプルを技術立会いで持ち込みながら、間違ったサンプルを持ってきたと勘違いして正解サンプルをそのままテストもせずに持ち帰ってきてしまった！そして、持ち帰ってからそのことに気が付いたのだ。これはお客様も、協力会社もあきれ返る大チョンボ！しかも何を思ったか出張帰りが異常に遅い。本来彼が我らと共に与えられたミッションにも間に合わなかった。もう申し訳ないが駄目すぎてフォローのしようがない大失態である。
会社の中国人に彼は舐められ始めた。技術屋の商売だから舐められたら終わりである。言ったことに先入観をもたれるし、アドバイスに対して気を入れて聞かなくなる。私は非常に危険だと思って心配している。早くリカバリーして欲しい。
