トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

海外での経験

海外での就業経験は日本にいた頃とは異次元世界でいろいろ勉強になる事もあったが、逆に日本の優れている点を再認識した事もあった。


一つハッキリ意識したのは海外で就業仕様と思ったら、英語は必須で英語力の無いのは致命傷になると言う事だ。大学卒業まで足掛け10年間英語に接して結局ひとこともしゃべれるように成らなかったが、中国に来ていた3年余りで、片言ならコミュニケーション可能になってしまった。文章も学生時代よりも理解できる。


でもそれよりも、中国語の方が楽な訳だが…。結局、言語は習うより慣れろである事を見に染みて理解した。なぜ慣れが優先されるか?きっと、英語なんて言語ツールとして使っているからネイティブにはどこまで行っても敵わない代わりにある程度通じていけるレベルなら小難しく考えないで手数が多いほうが勝つ。この『勝つ』という概念が大事だともう。


海外で仕事していて思うのは結局、反論できなくなった段階で『認めたこと』に成ってしまうところ。何かをさせるには説得にた『説明』が必須なことろ。日本人特有の『コイツは解ってない!』は通用しない。解ってない人には『何が』『どれだけ』『どういうふうに』解っていないのか説明し、自覚してもらう事が必要不可欠なのだ。じゃないと同じ事柄、同じ問題提起を無限にしてくるのが海外の人たち。結局、察して動く事が出来るのは世界広しと言えど日本だけなのだ。まあ、だから過労死なんて不名誉な事が起きる訳なんでしょうが。


あととっても大事な事。




『100%駄目でも要求してみる』





これ、凄く大事です。日本人は駄目な事は言わない。これは無理だろうと思うと提案しない。そんなことが出来るのは関西人くらいなものだ。でも申し訳ないが、関西人の感覚は国際感覚に近い。彼らの更に上を行く、無茶無謀な要求が普通にされるのが、国際ビジネスの現場なのだろうと思う。これは非常に勉強になった。そんな荒唐無稽な事から気がついたり、やってみようとなることもある。まさに瓢箪から駒なのだ。今、過ぎてみればたった3年間だったが、これからも海外で仕事をするチャンスがあったら積極的に受けて外へ出てゆきたい。