今日、ラジオで『無関心』について話題になっていた。
やり玉にあがっていたのは安倍首相で、憲法を変えようとしている勢力への注意喚起のような扱いで会話が進行していた。
憲法を変えちゃいけないとか、変えた方が良いとかでは無くて、そういった権力に対して効力を発揮するものを変えようとするとき、国民が『無関心』であると無関心な事を鋭く察知した権力者は皆が無関心である間に都合の良いように物事を進めようとする。または物事を進めやすいようにルールを変える。
と話していた。
これは非常に示唆に富んでいると私は思う。
憲法は法律と違って、国民を縛る決まりでは無い。実は憲法とは『国家権力を縛る』仕組みであり、その規定を定めたルールだ。私も法律家の本を読んで初めて知ったのですが(涙)ちなみに『未完の憲法』という対談本ですけど。
で
その権力側は縛る仕組みを権力者側が変更しようとしてる。
↑
これだけで、注目に値する話題だと思いませんか?だって自分に不利になるようにルール変更しようと思う?どう考えたって、変えるなら自分に有利になるようにするでしょう。もしくは窮屈な部分を自由になるように変更したい。このどちらがだと考えるのが普通に思えてくる。もしかしたら安倍首相は未来の権力者が暴走しないためにあえてきつい縛りを加えようとしているのかも知れない。
ただ、今のところ、
1.閣議決定で集団的自衛権の行使を認める。
2.国防軍の新設希望。
3.海外派兵が可能な法律の整備を希望。
が、ニュースで話題になっているのでどうも、未来の権力者に縛りを加えるよりは自分がどうにかしたい憲法を変えたいと思っている様に見える。
自民党内にも同じく与党、公明党にも『加憲』という考え方で必要な部分は文言を加えて変更すれば良いのではないかという勢力が居る。これは納得できる。要は権力者を縛る基本的な仕組みはそのままに、時代に応じて実用的にカスタマイズすると言う考え方に思えるから。
で、話を戻す。
ラジオで言っていた『無関心』はまずい、という言葉。凄く重みを感じた。政治に無関心、仕事に無関心、生活に無関心。色々あると思うけど忙しさに心を忘れて無関心になると、色々不利な方向に不利な方向に事が運びそうだなと気が付いた。
正直者が馬鹿を見るっていうけど、これも正直者だからこそ無関心を乗り越えてしっかり、監視してゆく腹積もりで歩いてゆかないと思わぬ不利益を被ると感じた。
㋃は地方選挙があるからまずはそこから意思表示して行きたい。