最近のラジオで放送していた内容にかなりびっくりした。曰く、昨今の若者は精神的に脆い。先日の某電機メーカー開発者のフェレット事件もいろいろ問題になっている。ストレスに弱い。とか?そもそも根性が足りない?とか?いろいろ言われているけれど、そんなに事態は単純では無いのではなかろうか?
新聞やTVで騒がれることにはなったけれど、過去にもストレスに弱い社員なんて居たと思う。それが証拠に過労死が取りだたされた就職氷河期時代。不景気MAXの失われた10年では本当に死んでしまうほど働いたし、そのプレッシャーは想像を絶するものだと簡単に想像できる。
でもその時代に精神的に脆い若者なんて新聞記事はあまり見かけなかったきがする。ではなんでだろう?ひとくくりで『若者』ってくくっていいのだろうか?
例えば私が思うのは、ストレスに弱いのではなくストレスの付き合い方が解らない人が増えたのではないかと。
営々と歴史を刻み、社会を連続してきた人たちがちょっと10年20年くらいで精神の根底から社会的に変化するとは考えがたい。例えば、あったことはないけれど徳川家康のやり方にあこがれる人っている訳で。織田信長にあこがれる人もまたいる。これが精神構造が変わってしまうほど簡単に変化が起こるなら、織田信長や徳川家康が忘れられてもいいのじゃないか?と考えてしまう。
でも忘れられないって事は根本的な人間の精神は変わらないのだと思う。
じゃあどこがかわったか?戦国時代よりも強いプレッシャーなんか中々無い。すると心の防御力が落ちたという気持ちになりやすい。心情として?果たしで実際のところはどうなのだりろう?