私事だが、私の家族親類、直接の友人のみんなに人的被害がたまたま運良くなかった。これは本当に有難かった。他方、そうでない事が日本にはかなり起きていることも遅れて知らされるニュースによって知った。言葉では言い表せない絶望と喪失感である。
何を言っても始まらない。
日本は地震大国で、耐震技術も世界トップクラスで環境整備の技術もあり、津波の対策も十分でないにせよ他のどの国よりも研究されていると思っていた。実際、実績もあるのだろうが、その予想を遥かに超える事態が今回起きた。私の会社先輩達も東北出身者が多い。いったいどのような状況なのか２日たった今でも判然としない。不安感はどれほどか。日本にいても私のようなちっぽけな一人がいてもいなくても事態は変わらないし取るに足らないだろうけれど。でもこういうときだからこそ、日本にいられないことを本当に本当に悔しく思う。
なんにも出来ないのは残酷だ。
それこそ私は毎日みんなの無事を祈るばかり。今日やっと最後の友人一人から連絡があり、直接つながっている友人全員の安否が確認できた。繰り返しになるが本当に本当に無事で良かった。みんな身体に気をつけてください。決して無茶はしないでください。何か、何か力添えにならないだろうか。みんなの希望にならないだろうか。何か自分にできないだろうか。安否の確認がまだ取れていない方々、全員漏れなく無事で健在でありますように。
