トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

小池知事の末路。

有権者数わずか5万人弱。小さな区長選が、東京都知事小池百合子(64)には大きな勝負だった。5日投開票した千代田区長選は、小池が支援した現職が都議会自民党が擁立した候補に3倍超の差をつけて圧勝した。「ここまでは、うまく回っている」。小池は側近に興奮気味に語った。

(中略)

「各テーマでわかりやすい敵がいる。政策だけではなく人を相手にするのが『小池劇場』だ」。中央大特任准教授の高橋亮平(40)は指摘する。

 豊洲問題なら移転を認めた元都知事の石原慎太郎(84)、五輪は組織委員会会長の元首相の森喜朗(79)。そして都議会自民では、ドンと呼ばれる都議、前都連幹事長の内田茂(77)が敵役に据えられている。

 今回は単なる区長選ではない。内田のお膝元の選挙だった。「小池VS内田の代理戦争」(自民都議)を制し、都議選に弾みをつけた。小池は事前に「ただ勝つだけではなく、圧勝しなければダメ」と漏らしていた。区長選後、小池陣営からは「これで終わりだ」との声が上がった。

 

 

トリプルスコアで三倍の格差をつけて圧勝したからか、鼻を膨らませて喜び勇んで、新聞やらその他メディアに得意満面でお答えしたのでしょう。

 

そんな事はどうでも良いのですが。

 

きっと、このまま行くと、都議選も小池党が圧勝するのでしょう。衆議院の解散も延び延びになって、来年開け位に解散してヘタすると小池新党が出来て、政権与党の一角に名を連ねたりするのでしょう。

 

このまま行けばな!

 

トランプ大統領然り、EUからのイギリス離脱然り、今の政治の世界は解りやすい敵を設定した方が勝つ。そんなもん、小泉首相の時にも、腐ったウンコ民主党政権の時も散々見て来ただろう。だれだ『一回政権着かせてみろ!』にコロッと騙されて政権渡した馬鹿野郎は。

 

見事、日本経済は回復不能なダメージと福島原発の放置と言う有り得ない程の深刻なダメージを被った。まだその傷は全然癒えていない。

 

いい加減考えろ!頭を使えとは言わない。疑問を持て。小池知事の言っている事を鵜呑みにするな!おかしいと頭から思って一回見てみろ。もっと言えば敵だのなんのと設定した人達と何がどう違う政策を打ち出しているかその違いによって何がどう変わるのか検証してみました?少なくても、シュミレーションを試みましたか?

 

今の所、彼女が言っている事は『都民ファースト』だけです。どんな実績が出たんですか?予算案を絞っただけです。おかしいですね?都民ファーストなんでしょ?なんで予算が萎むんですか?やりたい事がいっぱいあって、目前の東京オリンピックもお金が足りなくて、国から、地方から、業界団体から搾り取ろうとしているのに肝心の都の予算がなんで今までより少なくなるんだよ!どうやっても、赤字予算だからお金頂戴ってならないのは何故なんだ?都議会のボスが邪魔しているからなのか?

 

そんな権限、一都議に有る訳ないでしょう。都議会があるんだから。ましてや都知事じゃないんだから。都議のボスという肩書では何一つ、法律は動かないのですよ?専権事項ももたない一都議が何を言ってもたかが知れてます。でも知事は違う。そんな都議をわざわざボスだなんて持ち上げて、敵に設定し、三倍格差の票を捥ぎ取り、区長を誕生させた都知事をあなたたちは信用するんですか?何を根拠に?

 

都民ファーストと言ってくれたから嬉しくなっちゃうんですか?何となくおっさん政治家を叩きのめしてくれるから、気持ちよくなっちゃうんですか?バカバカしい!ちょっとは疑問を持て!とはそういう事です。良いですか?商売人がお客様第一なんて言うのは、そのお客様が儲けさせてくれる時だけだ。金にならない客にサービスしてくれる商売人なんて居ない。この商売人を都知事に置き換えてみ?キレ~にハマるだろ。

 

都民ファーストを言い続けて、多数派工作に成功し、都知事が権力を強化して国政に意見を持った時、何が起こる?だれが得をする?答えは見えるだろう?(笑)それが解れば、判り易い敵を設定する手法が如何に危険な方法か、詐欺にもにた手法か解るだろう。あえてそれを仕掛けてくる都知事が果たして本当に都民の為を思っているのか解るだろう?

 

しかし!今、自民都議団がやる事は自分の地盤の都民に如何にふざけた方法で勝ちを収めた都知事なのか説明する事では無い。

 

それは逆効果だ。逆手に取られて、痛い目を見るだけだ。

 

それよりも、ホセ・ヒムカ元大統領の様に自らの振舞を持って、小池都知事が実は怪しいやつなんじゃないか?と自分でおや?っと考えるきっかけを与え続ける事だと思う。有権者はバカじゃない。乗せられることは有ったとしても、最終的には民衆は正解にたどり着く。その気づきを啓発するのは説明や弁論では無い。人間一人の振舞だ。

 

最後にホセ元大統領の言葉でしめたい。(ちなみにホセ元大統領は元はゲリラ戦線の闘士だからな。銃を背負って戦ってた人だからね。舐めんなよ。)

 

お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです