白い十字とハートのマークがくっきり浮かぶ、ストラップつきの真っ赤なシリコン製プレート。電車内などで、バッグにこれをつけている人を見かけたら席を譲るなど、思いやりのある行動をしてほしい。
プレートの名は、『ヘルプマーク』。義足や人工関節、難病などで外見からはわからないものの、病気や障害があるか、妊娠初期など、援助や配慮が必要な人のためのものだからだ。
「内臓疾患などで、助けが必要でも外見からはわからない人がいる。こうした人が優先席に座っていると、“健康そうなのに”と、冷たい目で見られることが多い」
この提案を受けて、2012年に東京都発の福祉マークとして作成されたのが、このマークだった。現在、バッグにつけて周囲に気づいてもらうための前出のシリコン製のものと、災害時や緊急時に助けを求めるのに使うカードやシールタイプ製の2種類がある。
東京都福祉保健局障害者施策推進部共生社会推進担当課長の島倉晋弥さんによると、2018年2月現在、ヘルプマークを導入、配布しているのは、都道府県レベルでは以下の19自治体。まずは、そもそもの発祥である東京都を皮切りに、京都府・和歌山県・徳島県・青森県・奈良県・神奈川県・滋賀県・大阪府・岐阜県・栃木県・広島県・北海道・秋田県・愛媛県・島根県・兵庫県・鳥取県・静岡県(導入順/市町村レベルでの導入は含まず)。
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週刊東洋経済記事より。
こういう試みはどんどん拡散したほうが良い。
残念ながら、一般人も普通の人間ですから、どうしても素直に見たり、行動できない時もある。外見からわからないのであればなおのことだ。それでも、障害を持っている方には出来るだけ、優しくしたい。だから、コミュニケーションだと思って、ガンガンこの手の発信は拡散して周知してほしい。