高松市で女児2人が乗用車内に長時間放置され死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の竹内麻理亜容疑者(26)=同市川島東町=が「飲みに行くことを家族に注意され、預けられなくなった」と供述していることが16日、捜査関係者への取材で分かった。
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webのニュース記事で見かけた。
新しい情報が出るたびにこの26歳の母親が叩かれる方向性なのだろうが、この母も、親せきや親の助けを借りながらとは言え本人の許容限界を超えるストレスと戦っていたのではないだろうか。
いや、だとしても、自分のお酒を飲みたい欲求を優先して、子供を結果的に死なせてしまうようなことが、許されるはずもない。それは判っているが、だからと言って、日本は母子家庭が世界的に見ても多い方の国なので、生活苦、子育てストレス、仕事のストレスと耐え切れない状況に置かれていた事は間違いないだろう。
罪は罪として裁かれるのは当然だが、だからと言って、罪を犯してしまう根本原因の解決も、社会として考えて行かないと、個人の努力だけに任せたら、こういう悲惨な事件は決してなくならないのではないかと考えてしまう。
新しい総理大臣が誕生して、自助、共助、公助だと言っていたが、自助だけ協調されても困る。共助だけ頼られても困る。私からすれば、順番が逆だと思えてならない。
少子高齢化で税収も落ちる中、コロナの様な今までにない社会的困難に立ち向かう我々日本として、公助で補いきれないものを共助の協力を得られる様に工夫する。公助で補いきれないところで、共助でも届かないところを自助で補う様に(政府が)お願いするというのが実態なのでは無いか?
出ないと、自助(個人)でダメ、じゃあ共助(社会・会社)でダメ、仕方ないから公助(国が)で助けてやるか。になってしまい結果的に待ちの姿勢で問題解決が遅れるような気がするのは私だけだろうか?
構造改革やら、縦割り行政やらを改革してくれるのだそうだが、正直私は新しい菅総理よりも、実は改革相の河野大臣に期待したい(笑)