トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

もうスグ一年

やっと人事も落ち着いて4月に向けて新体制の会社組織になりそうです。

結局私は長年の品質管理の部署を離れ『海外担当営業』になりました。

中国語は少し出来るけど私英語は殆どわからないよ?片言会話できるだけで、とても日常生活を英語で行けるほどしゃべれませんが…。良いのかなこんなんで。

流石に中国語の学校通いながら、一年近く中国で暮らしていると日常会話には苦労しなくなってきます。

最近は製造を担当しているローカルの作業員(中国人の方)に『通訳無くても話し通じるね(^^)V』と言われるようになってきました。

対して通訳の女性からは『私の仕事がなくなってしまいます!』とか冗談で言われる様になりました。

生活面での不自由はいろいろ個人差あるでしょうが、『食材』は都市部なら問題無いと思います。でも日本人的に苦労するのは『衛生環境』と『中国的思考』じゃないでしょうか?基本的に街中は専用の『清掃担当職員』がいますので年がら年中掃除してますから綺麗です。ですが、飲み水であったり、お湯とか水道水とかが日本に比べて勝負になりません。

そして『中国的思考』ですが、中国人の方々は殆どの場合『自分の利益』に極めて正直です。損して得取れ的な考え方はありません。『得して得取る』とでも言うのでしょうか?損する事は欠片も興味がありません。その利益取得の為ならなんでもやります。本当に何でもです。それが法に触れようが基本的にはバレなきゃOKです。下手すればバレても白を切ります。本当に何でも有り。そこは日本人にはなかなか慣れない部分でしょう。


だから中国人は見方によっては非常に『うざったく』感じるでしょう。


特に女性はこの傾向が強く、若い人からおばさんまで日本のオバタリアン的なのりだと思って間違いないです。

後はこれは会社によりますが、赴任体制だと思います。例えば上位役職者と同室、別部屋なんて場合。四六時中その人と近い位置にいます。これは人によっては非常なストレスでしょう。セキュリティー上、海外赴任で一人暮らしは考えづらいです。何かあっても誰も気が付きませんから。よっぽどセキュリティーの高い生活環境を提供される大企業の赴任者は違うでしょうが、そうでもない中小零細企業の赴任者はたいていトゥーマンセル、2人一組が基本です。


で。


これが問題で、私が聞いた大手家電メーカーS社の方は大喧嘩の末、ひとり暮らしを勝ち取ったそうです。それまでは、やれ自分が上位だから何をしろとか、かにをしろとか、うるさくて喧嘩になったそうです。

そんなのが無い人でも・・・。


女性を連れ込む人。


いるんだこれが。本当に。自分の娘程歳の離れた商売女を連れ込んで同僚の住んでいる家に住ませてしまう驚異の常識外人間がいたりする。

仕事以外で気にしなきゃいけない事が『生活』『環境』『人間関係』『言語』『食べ物・水』なんて感じでいろいろある。

これらの不安が解消されるか、解消しなくても解決出来る状態で初めて『仕事』が始まるのである。その仕事は殆どの場合、国内の仕事とは趣が異なる。

前にも言ったかも知れないが、海外にでて、そこの社員が発言したことは基本的に日本本社の発言として取られる。それは赴任の会社もそうだし、お客もそうなる。責任の重さが国内とは段違いだと思う。

今後、日本人が海外赴任する事はどんどん増えると思うが、そう言ったしぶとさを日本人が意識的に国内組に教育する流れが必要だと思う。