Perfumeのファンは最初、『のっち』のファンである事が多い。
完全に見た目がウケけるせいだと私は個人的に思っているが。
その後、『かしゆか』のファンになりコアなファンほど最終的に『あーちゃん』のファンになるのだそうだ。
これ凄い納得。
私は『Perfume』に注目したのは2007年で遅まきながらファンになったのだが、最初から『あーちゃん』押しである。Perfumeの3人がそれぞれやっているブログの登録数の多さは圧倒的に『のっち』やや落ちて『かしゆか』大きく離されて『あーちゃん』らしい。
どっかのダース単位で販売しているアイドルもどきと違い80年代アイドルにも引けを取らない王道アイドルの最終形態だと私は個人的に思っている。
AKB○8は世界に輸出不能だが『Perfume』は海外進出可能だと思う。
AKBは所詮『日本のオタク』に特化したアイドルもどきで、日本語でコミュニケーションが取れるやからにしか通用しない『特質』しか持ち合わせていないと思えてならない。
ダンスなら韓国系アイドルの方が技術的に上だし、歌唱力なら他の歌手の方が圧勝で上だろう。単純に歌が上手くてもアイドルはだめなのだろうが。
でも『売り方』が上手くて日本人にはウケけた。そもそも総選挙がらみのCD販売戦略は海外のCDやらダウンロード販売では再現できない可能性がある。ケーブルテレビやインターネットテレビを含めるとアメリカでは200チャンネル以上ある訳でどうやってそれら媒体にアプローチするのだろうか?
でも『特異性』が有れば活路は開けるかもしれない。
それは韓国系アイドルが目指した言語に寄らない『個性』ダンスにしてもアイドル本人の外観にしても『見て』解る簡便さとインパクトである。目の付け所は間違っていないのだろうが、結局彼女達はアメリカでヒットしなかった。それは恐らく『見慣れていた』からではなかろうか?
本場アメリカではあの程度のパフォーマンスはゴロゴロいるだろうし、例えそのレベルがアメリカのそれと比べて高かったとしても残念ながら目新しさは無い。
でも、『Perfume』はどうだろう?少なくとも目新しさと言語に寄らないアピールと言う点はクリアしているのではなかろうか。
更に『Perfume』に期待感をもってしまうのはプロアイドルとしてのバックボーンの強さと変革を受け入れて成長してきた『しぶとさ』があるからだと思う。
下積みが長かったローカルアイドルとしての自力と耐久力はどっかのインスタントアイドルもどきとは桁が違う。そしてブレイクするまでの間、何度も路線変更してそれを受け入れモノにする『柔軟性』がずば抜けている。
いろいろアイドル論争が起こるだろうが、どこかで決着が付く事があるのなら『Perfume』の勝利で幕を閉じて欲しい。