トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

大阪維新の会生活保護政策

維新の会が下記のような政策を考えているらしい。


(以下記事全文)

大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が、次の衆院選に向けた政策集「船中八策」(維新八策)に、生活保護制度の現金給付を改め、クーポン券の利用や生活用品を渡す現物支給を基本にする考えを盛り込むことがわかった。セーフティーネットのあり方にかかわるだけに、議論を呼びそうだ。

 関係者によると、橋下代表ら幹部が生活保護制度の見直しを検討。
不正受給問題を解消し、保護費の増大を抑えるため、
現物支給を軸にすることで一致した。

 食料品や衣服、生活用品は対象者に配布するクーポンと引き換えてもらったり、指定店で入手できるようにしたりする一方で、現金給付をほとんどなくす方向という。医療費についても一定の自己負担を求めるほか、受給資格は期間限定とし、受給を続ける場合は再審査する制度も盛り込む。

(記事終わり)


内容的にはここまでやれば十分な効果が得られると考えるに足るものであるが。

これは『健康で文化的な最低限度の生活を営む権利』になりえるだろうか?現物支給やクーポン券は有る程度必要だと思うし、他の国のセーフティーネット政策を見ても特段異質で問題のある方法とも思えない。だが、生活保護は最後のセーフティーネットだ。

ここを削りまくるより、そこへたどり着かないで済む様にまず制度を拡充するのが先だ。更に不正受給へ対策も拡充する。生活保護受給者をつるし上げて蔑むような政策は私は反対だ。生活保護を喜んで受けている人は殆どいないだろう。アンケートをとった訳では無いが、日本人の気質として『申し訳なさ』が先にたっているのが報道番組の取材などから感じ取れる。少なくもどっかの破綻しかけた国家とは国民気質が違うと考えている。


なぜに日本人は生活保護受給者を蔑みたがるのか?そんな事に意味は無い。確かに国民の血税を注いでいるのだからその血税で生活している人には負の感情が向かうのも仕方ない部分がある。でもだからと言って全くの他人を蔑み暴言を吐いていい訳が無い。あくまで相手もそして自分も尊重されるべき一個人なのだ。


制度改革は一辺に各方面を一気に改革する必要がある難易度の高いミッションだか、それこそ国民の負託した国会議員や官僚がその優秀さを発揮して解決すべき問題だ。何とかしてくれる優秀な人材に任せたのだから、実力を発揮してもらいたい。政治は『ベター選択肢』の連続で修正主義で行くしかない。最初から完全な回答は望めないかもしれないがいまやらずしていつやるのか?維新の会には是非、生活保護受給者の尊厳を踏みにじるような政策は取らないでもらいたい。彼らも他の国民も等しく主権を持つ日本国民なのだから。