トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

結婚条件の変遷

いろいろ社会の移り変わりが面白いやね。

(記事抜粋)

理想の結婚相手は「三高」から「三平」に―。結婚相談所運営の「結婚情報センター」(東京)が実施したインターネット調査で、年収や外見は平均的で性格も平穏な「三平」が男女ともに人気を集めている実態が浮き彫りとなった。担当者は「昔は三高(高学歴、高収入、高身長)が人気だったが、安定志向の世相を反映しているのでは」と分析している。

 調査では、結婚相手の条件として「三高」「三平」「三低」(低姿勢、低依存、低リスク)の三つを挙げたところ、三平を選んだのは男性で81.9%、女性も72.8%とトップだった。理由には「普通が一番」「無理しない付き合いができる」などの声が上がった。

 一方、結婚までの過程では、リードしてくれる「肉食系」の人気が女性では87.2%と圧倒的。男性でも45.2%が肉食系を選んだ。

(記事抜粋終わり)


『三高』はいわずもがなですよね。高収入、高学歴、高身長です。

『三平』は平均的な年収、平凡な外見、平穏な性格だそうです。

『三低』は低姿勢、低依存、低リスクなんだそうです。



日本人らしいと言えばらしいが、非常にマイナス思考だよね。バブルが破裂してこっち、長い不景気を裏打ちするかのように三高から三低だもの。どんどん悪くなっている。大体、結婚自体リスクの塊みたいなものだろう。何をもってリスクと判断するのかというのもあるが。例えば…。


1.嫁がウツになるリスク
2.自分がウツになるリスク
3.会社倒産、もしくはリストラのリスク嫁・自分
4.介護リスク嫁家族・自分家族
5.子供が障害を持つリスク
6.子育てリスク苛めや不登校、引きこもりなど。
7.病気リスク嫁・自分・子供・それぞれの両親


結婚しただけで顕在するものから今後考えられる潜在リスクまで精神的なものから肉体的なものまでいろいろある。多分全部あげつらったら3桁行くのではないだろうか?これが自分だけで済むなら大幅にリスク低減になる。結婚しなければ家族も半分ですむから親戚、親リスクは間違いなく半分である。子供と嫁がいなければ自分の直近リスクは三分の一である。


でも逆に積極的にこれら大量のリスクを取って結婚した場合きっとしなかった場合より得るものは多いのだろう。それが苦労や経験の類だとしても。でも重要なのはリスクを取った事がその人にとって『幸せ』なのかどうかだと思う。どんなにハイリスクでも最終的にその人が『幸せだ』と心底思って最後を迎えたら何が他の第三者から不幸に見えてもそれはその人にとって最高の幸せな人生だったと言える。こうなると、客観的リスクと主観的リスクって事だからあげつらった7つのリスクがリスクでは無くなる可能性が出てくる。面白い話だ。


旦那がウツになって漫画が映画になったりドラマになったり、これはプラスだったのだろうか?マイナスだったのだろうか?『つれがウツになりまして』なんてその典型。結局リスクと言ってもリスクに対面した本人次第なのではないか?以前から結婚否定派でずっと通してきたが、こうやって考えてみると結婚否定派のその大部分は客観的リスクマネジメントで結婚を嫌悪しており、肯定派の人はそのくらいなんとでもなると積極的にリスクを取って行こうとする主観的リスクマネジメントになっているのではないか?


実際何とかなるのかどうかはやってみなきゃ解らない事でやって駄目でもそれはその時、考えればよい。それで駄目なら野たれ死ねばいいだけ。自分だけではなくて家族も道連れになる可能性が高まるがそれも『縁した家族の不幸と諦めてもらおう』と覚悟さえ決まれば自分をほっぽって家族の存続を考える道が開けるかもしれない。


また一歩考え方が変るかも知れなくなった。