(Web記事転載)
「365日24時間死ぬまで働け」、「出来ないと言わない」などと
社員に呼びかけていることが週刊文春が入手したワタミの社内冊子からわかった。
『理念集』と名付けられた冊子は、ワタミグループ全社員に配布され、
渡辺氏が著書で「ワタミの仕事すべてに直結し、根底で支えている思想の原点」、
「この理念集を否定したときは、君たちにこの会社を去ってもらう」としている重要文書だ。
また、入社内定者に配布される人材開発部作成の『質疑応答』では、勤務時間について、
『「仕事は、成し遂げるもの」と思うならば、「勤務時間そのもの」に捉われることなく仕事をします。
なぜなら、「成し遂げる」ことが「仕事の終わり」であり「所定時間働く」ことが
「仕事の終わり」ではないから』と記載されている。
ワタミでは2008年に入社3カ月の女性社員が1カ月141時間の時間外労働で抑うつ症状となり、
飛び降り自殺。昨年2月に、過労による自殺として労災認定されている。
また、自殺の翌年から昨年にかけて、時間外労働の上限時間を超えて従業員を働かせていたとして、
労働基準監督署から10件の是正勧告を受けていることも明らかになっている。
ワタミと渡辺氏の事務所に確認を求めたところ、渡辺氏の事務所が次のように回答した。
「渡辺が29年前に和民を創業して毎日社員のことを思いながら書いたものが、
なぜ出てしまうのか、残念でなりません。本件に限らず、個別の社内規定や、社内発言、社内活動に対しては
個別企業情報となるため、基本的にお応えは差し控えさせて頂いております」
ワタミには、「ブラック企業」との批判があり、渡辺氏は公式サイトで
「一部の情報だけをもって、一方的にワタミグループをブラック企業と呼ぶことは、
到底、受け入れられるものではありません」と反論している。
今回、複数の社内文書の存在が新たに明らかになったことで、ワタミ・ブラック企業論争は新たな展開を迎えそうだ。
(転載終わり)
この後、渡辺氏は当選して、参議院議員になる訳だが、その後のインタビューで『ブラック企業と言うならその定義をしっかりしてもらいたい。』『なんでもかんでも情報の一端をもってブラック企業と言うのは到底受け入れられない』とのコメントを出している。
要約すると
『うるせー事いうから、規制が出来たらまもってやんよ!』『その規制の範囲内ギリギリはな〜(笑)』
という事なのだろう。つまり、彼は人の命が失われている事実を認めながら、今のこの瞬間も自信が自ら進んで強固な再発防止策、改善策を提示する気はまったくないと宣言しているようなものだ。
この後の及んで規制が出来れば守りますとは、人の命をどれだけ軽んじているのか?経営者ではなく今は議員なのだからそれこそ国民のために24時間365日死ぬまで働いてもらおうではないか。自分で言って、強要してきたことだきっちり出来るのだろうからやってもらおう。