トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

米ねじれ国会の行方

日経新聞記事より


米政府機関が一部閉鎖に追い込まれたのは、2014会計年度(13年10月〜14年9月)の暫定予算案を巡って民主党と共和党が対立し、連邦政府の予算執行を裏づける暫定予算が9月30日までに成立しなかったためだ。新年度に入っても連邦予算の成立のメドが立たない異例の事態になっているのは、予算編成を巡る米議会の事情がある。

 国会が二院制なのは日米とも同じ。ただ、政府の予算編成で衆院の判断が優越する日本と異なり米議会は両院が対等だ。両院が異なる判断をした場合、意見を調整する手段は乏しい。

 今回は野党・共和党が多数派の下院が両院協議会の開催を提案したが、与党・民主党が過半数を握る上院側が拒否。非公式の政治折衝で妥協案を探る道だけが残った。

 そもそもは2010年の中間選挙民主党が惨敗し、上下両院で多数政党が異なる「ねじれ」状態となったことが、決められない政治を招いた。共和党は伝統的に政府の歳出を抑制する「小さな政府」を志向。社会保障などで政府の役割を重視する民主党とは路線が根底からぶつかる。

国民健康保険を創ろうとする『オバマ大統領』はTPPよりも自国アメリカを重く見て議会の為、交渉の場から一歩退いた。その瞬間を見定めたようにTPP閣僚級交渉で『日本の5品目の関税を死守できないかも…。』との甘利発言。大統領には申し訳ないがここがチャンスとなんで他の国を巻き込んで米包囲網を築かなかったのか?そもそも不利な交渉なのだから何でもやってみる事が活路を開くと思うのだが。