トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

巨星堕つ2011…。

今敏


さてなんと読むでしょう?


冗談みたいな問題を提起できるような名前だ。彼の名は『こん さとし』アニメのコアなファンなら間違い無く知っている名監督の名前。『パーフェクトブルー』『千年女優』『パプリカ』の監督と言えば通じるだろうか。



かれは2010年8月24日に無くなった。


日本にいないとこういう情報が遅れて知らされるから大嫌いだ。


そもそもアニメの製作に携わるひとなんて『変人か狂人だ』というのが私の持論。やっとこ車が走り出した世界に空飛ぶ車を創造するようなのが漫画家だし、その頃のアニメが鉄腕アトムなのだがら変人や狂人じゃなきゃ勤まるわけが無い。


私は彼より若いが彼の才能を本当に惜しく思う。彼も天才の一人だ。ノーベル賞は取れないが、間違いなく天才だと確信する。彼が最後に残したブログが凄い。ホンの数時間後にはなくなったであろうその瞬間に書き表した内容なのにもの凄い力を持っている。


そしてそれを支えた人々。特に奥様の覚悟が凄い。どうせ結婚するならこういう嫁をもらえると良いのだろうなと思う。私が女性で彼の妻の立場だったら即座に彼女の言葉を言えたかどうか。無き周恩来総理は青年時代『覚悟社』という政治団体を組織していたらしいが、その結党の意識のごとき決意が彼女の言葉には感じられる。ほとんどゆっくり2人の時間など持てなかったであろう夫によくぞ言ってのけたと思った。


http://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/565


ブログのURLを張りました興味のある方は読んでみてください。私は彼と違ってわざわざ家に帰って死にたいとは思わないが、なんとなく横死する可能性があると思っている。無事に畳の上または病院のベッドの上など部屋で死ねれば幸せだと思うが、多分海外勤務が今後もあるだろうし、結構テロやら紛争やらがある地域への赴任も考えられるのでまともな死に方しない可能性もある。


まともに日本で死ねても年中、仕事以外で忙しいので気が付いたら死んでたなんて事になるかもしれないしね。


一回死に掛けたからその辺の覚悟は既にしてる。『常在戦場。臨終をもってまず習いとす。』である。まあ。彼女よりは長生きしなきゃいけないらしいので、身体には気をつけるが、不慮の事故や突然の病は自分じゃ気をつけようが無いから知らん。


覚悟を決めているつもりだったが、まだまだ甘いと思い知った。かれは46歳で無くなった自分に置き換えたらあと何年だ?残りの半生はより強い覚悟で臨まねばならん!