トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

全力主義

今日は少し時間に余裕がある。


中国へ派遣されて2年を過ぎたが、日本の会社状況が非常に良くない。儲かる儲からないの話ではなく、職場の雰囲気が悪い。チームワークが崩壊しているようだ。


昨晩、深夜まで日本の同僚から話を聞けた。もちろん仕事の内容で情報が欲しかったから話したのだが、職場の話に移ると結構彼自身深刻な状況なのが解った。端的に言うと『楽しくない』のである。


仕事が辛いのは当たり前である。遊びのように楽しいならそれは全力で仕事に取り組んでいないか、仕事のレベルが本人の実力より遥かに下なのだと思う。辛い仕事に取り組んでいてもその中に自分を成長させるエッセンスがあればそれは楽しいと感じるものだと思う。


いつからだろう。


自分が『まあいいか?』と思って仕事に全力を尽くさない瞬間が増えたのは。


自分が納得いく仕事を仕上げるには時間が掛かる。でも時間が無いので中途半端にリリースする。これを繰り返す内にいつの間にか全力で仕事しないようになってしまった。完全完成品をリリースできなくても自分の納得いくものを仕上げるのは絶対に目指さなくてはならないラインだ。


だから『完璧主義』ではなく『全力主義』で仕事に取り組んできたつもりだった。その全力が尽くせてない事に今、気が付いた。だから最近仕事が進まないのだな。自分の納得いく仕事をさせてもらうには私が考える力は二つ。

1.信念
2.スピード

これが揃っていないと難しい。いつの間にか1.も2.も落ちてきていた。情けない。志の無いものが良い仕事が出来る訳が無い。たった2年で随分と落ちぶれたものだ。


日本にいた頃は同じ仕事で切磋琢磨できる同僚に恵まれた。また他の部署の精鋭とも一緒に仕事をさせていただけた。もの凄く辛く大変な仕事内容だったが、彼らと関われる時間はとても楽しかった。


そんな同僚が今は居ない。


組織が大切なのはこういう目に見えない影響があるからだと思う。自分が日本にいた時に健全だった組織が不完全燃焼の悪しき組織になっているのは非常に悲しい。そしてまさに自分自身がそういう不完全燃焼に陥っているのが本当に情けない。今から切り替えてもう一度、基本をしっかりやろう。