トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

選挙の日

今週末、いよいよ参議院議員選挙が投票日を迎える。


どこの党が躍進するのかはまだまだ読めないが、新聞の論調を見る限り、与党が手堅く勝利し、反自民の受け皿となった党が躍進するというのが大方の見方だ。


それはともかく。ネット選挙が解禁になり、ラインやツイッターで登録した同士のネットによる選挙依頼が可能になっている。ただ、現実は野放図にメールやらなにやらで選挙依頼じみた事をやりとりしているようだ。


その様なネット選挙解禁であるにも関わらず、20〜30代の投票率が投票意思が上がらない。現在まだ6割近い有権者が投票先を決めていない。この中の20〜30代の有権者は更に投票の意思が希薄で棄権する有権者が相当数出てくる見通しだ。


そう言う有権者には是非とも投票に行ってほしい。もはや白票でも構わない。今の政治にNO!を突きつけるなら棄権するのではなく白票を投じるべきだ。そして白票を投じるくらいなら、自分の所属する選挙区にいったいどんな候補者がいてその候補者が何を主張しているのか一度でいいから見て欲しい。


例えば埼玉選挙区。


無所属『埼玉の未来を創る会』
先週、埼玉県選挙管理委員会の広報によるとその政策の1番は『被災地復興』だそうだ。『埼玉の未来を創るところが、いの一番に被災地復興?この党はいったい何を考えているのだろう?』と正直困惑した。



無所属『幸福の科学
テレビ宣伝で『私達は言い続けます!』というCMをガンガン流している。全ての選挙区に候補を擁立しているようだがいったい財源はどこなのだろうか?言い続けますはいいのだが、あんたら『実行』したいことは何なんだ?何がしたいのか明確にならず、言い続けるだけならサルでも出来る。サルの方がコストが安いので人としていらない。



共産党
消費増税反対を声高に言っている。それは解ったから。ではどうやって景気回復をさせるのか道筋を示してくれ。どのような経済政策を志向しているのか?どんな産業に期待しているのか?打開策の無い増税反対は社会保障をヤル気が無いと取られても仕方が無い。年金などの社会補償問題は待った無しの喫緊課題なんですけどね。



みんなの党
この人、前回民主党の2人目の候補者だったよな?で。調べてみた。なんと民主党から緑の風に鞍替えした挙句、みんなの党から立候補したとのこと。私の記憶が確かならば、緑の風とみんなの党は真反対になるくらい政策が違う。それだけ政治信条が違うところを移って立候補できるってどういうこと?議員をなんだと思っているの?フラフラしたブレまくりの人に『国会』は任せられません。渡辺党首は対官僚政治家として非常に優秀だと思いますけど。


民主党
この人、自分の実績を一個も訴えない。普通、与党経験があって複数期を踏んでいる現職議員なら有り余る地元への実績をふんだんに訴えてしかるべきだ。私はこれだけ地元の発展に貢献しもちろんこれからも、今まで以上に埼玉を発展させる!と言えばいいのだ。でも言わない。ってことは実績が無いんだよ。あったらアピールするもん。それが一番解りやすいし、手っ取り早い。事実ほど強い実績など無いんだから。言わないって事は無いんでしょ?


社民党
正直忘れてた。まだ党あったんだ?申し訳ないけど『埼玉の未来を創る会』以上に知名度低いと思う。いまだに憲法9条をどうのこうのと言っている様だが、それは党でやればいい。そこへ行く為にあなたはどうやって埼玉県選出の議員になるんですか?比例票集めの役回りだから、その辺は興味ないのかな?そうだよね。



まあ、与党の事は置いておく。これだけ乱立した選挙区なのに果たして与党よりも魅力的な候補者がいただろうか?国民の権利である選挙権は国民主権と言うだけあって数がまとまれば強力な武器となる。それこそ政権を作る事も壊す事も可能な強大な力だ。前回選挙で民主党が以下にくだらない党か私は近しい友人に説いたつもりだった。ところがその友人は『一回やらせてみないと…』と言って民主党に政権を与えてしまった。そのツケがこれである。その事を今回聞いてみたら『いやそれはそれでしょう』と言いやがった。




『お前の気まぐれがこの惨状を招いたとよく覚えとけ!』






投票には権力を行使しているイメージを絶対忘れるな。面白半分で政権を与えた政党がいったい何をしたのか良く覚えとけ。ふざけ半分だろうが、真剣だろうが、一度政権が変われば影響は計り知れない。しかもリアルに自分の生活に経済にダイレクトに響く。その一票を棄権しているという責任放棄をしっかり自覚してくれ。