「脱時間給」(ホワイトカラー・エグゼンプション)を含む労働基準法改正案を巡り、政府、連合、経団連は19日をめざしていた修正案の合意を延期する。連合の組織内から反対意見が相次いでいるためだ。連合は21日に開く中央執行委員会の議論などを踏まえ、今後の対応を判断する。政府は月内の合意をめざす。
脱時間給は、労働時間でなく成果に基づき賃金を払う制度。現行の法案では「年104日以上の休日取得」「労働時間の上限設定」「(退社から出社まで一定の休息を確保する)勤務間インターバル」のいずれかを導入すると定める。連合の神津里季生会長は13日、安倍晋三首相と首相官邸で会談し、年104日以上の休日取得を義務化するよう提言した。
2015年の国会に提出された脱時間給を盛った労基法改正案について、野党や連合は「残業代ゼロ法案」と批判してきた経緯がある。当初は19日に首相、神津氏、経団連の榊原定征会長が現行案の修正で合意する段取りを描いていたが、傘下の産業別労働組合が強く反発し、延期することになった。
↑
日経新聞記事より。
これね。
どうやっても通しちゃだめだよ。
現行法令すら、過労死が後を絶たないのに馬鹿言うなっての。
こんなもの、過労死したって裁判で企業側が勝っちゃう根拠になる法律だからね。企業側の横暴に法令的な根拠を与えて、弱者が救済できなくする法律ですから。簡単に言えば。これに反論できる人がいたら、本当に納得できるように説明して欲しい。
だって、言っている事は全部、現行法で出来る内容でわざわざ新たに制定する必要ない中身だから。ずっとそう。でもなお何で、新し法律が作りたいか。
そんなの簡単。
新しい法律には現行法をやっつける法的根拠が盛り込まれるからだよ。これを通して良い訳が無い。現状出来てることを、あえて変えるのは変えた方が得な奴がいるから。これは世の鉄則だから、忘れないで欲しい。