トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

責任給という提案。

半導体製造装置の東京エレクトロンは7月1日、社員の役割や責任に応じて給与を払う人事制度を取り入れた。日本で働く約7千人の給与総額は制度変更で年約20億円増え、若手や中堅を中心に給与が上がる。日本企業はデフレ期に、比較的安い賃金で働く非正規社員を増やしてきた。非正規の賃上げは「賃金デフレ」からの脱却を後押しする。6月は正社員の有効求人倍率が04年に調べ始めてから初めて1倍台に乗り、賃上げは正社員にも広がる。

(中略)

 「スナイデル」ブランドを展開するアパレル大手のマッシュホールディングス(東京・千代田)は今年度、25歳以下の販売員の昇給率を従来の10%程度から25%に引き上げた。「25歳までの経験は将来のキャリアにつながる」と語る近藤広幸社長は、質の高い人材の定着を狙う。

 

 

日経新聞記事より。

 

これはいい考えだと思う。

 

今の日本で年収600万円以下で、子供二人を大卒にするのはかなり至難の業だ。

 

メインで稼ぎ頭になる人(旦那でも奥様でも)の他に130万円の壁を越えない稼ぎ頭2号がいないと世帯年収的に無理がある。

 

で、それらは出来る限り早い年齢層で解消される必要がある。当然だ若いうちに子育てをしてもらう必要があるから。女性の場合、安全に出産できる年齢に限界があるから余計だ。

 

その上で、上記の取り組みはとても納得がゆく。責任の重さに合わせて給料が上がるなら、大変な仕事を買って出ればそれを良しとして、好待遇になる。失敗すれば格下げされるのだろうから公平だ。会社の方もそれなら、例え若くて給料が高くてもその分、責任を担って仕事で結果を出してくれれば回りも異論はあるまい。

 

こういう制度の提案はどんどんやれ。

 

あとは、そういう下克上が合わない業種やタイプの人材が多い業界でも、後者の様に若年層の給与カーブを優遇する会社ならまた生活の基盤となりうると思う。