トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

こういうのもうやめないといつまでたっても信用されない。

7月31日、中国財政省は新興カフェチェーンの瑞幸咖啡(ラッキン・コーヒー)の不正会計事件に関する調査結果を初めて公表した。同省によれば、ラッキンの会計情報の査察は基本的に完了し、次のステップでは同社の中国国内の事業主体に対する行政処罰手続きを進める。

調査に当たったのは財政省の監督評価局。5月6日からラッキンの国内の主要事業主体2社に対する会社設立以来の会計情報の査察に着手し、その後、調査対象を関連企業や金融機関など23社に広げた。

その結果、2019年4月から同年12月末までにかけて、ラッキンが架空の商品券の取引により売上高を21億1900万元(約318億円)水増ししていたことが明らかになった(訳注:ラッキンは専用アプリでコーヒー5杯分のチケットを購入すると、さらに5杯分のチケットが無料でもらえるなどのキャンペーンを盛んに展開していた)。

水増しされた売り上げは、同社が投資家に開示していた同じ期間の総売上高51億5000万元(約773億円)の4割強に相当する。さらにラッキンは架空経費を12億1100万元(約182億円)上乗せし、純利益を実際より9億800万元(約136億円)多く見せかけていた。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

ラッキン・コーヒー中国でスタバを追い抜く勢いで急成長したコーヒーチェーン。自分の日記にも大変期待を寄せる旨の記事を書いた。

 

蓋を開ければ不正会計に共産党政府の裏のバックアップありきの商売と発覚した。

 

非常に残念。

 

結果、トカゲのしっぽきりで、経営陣もろとも共産党からぶった切られる形で刑事罰が下る方向になった。

 

あ~あ。かわいそうに。

 

中国の商売はいつもこうだ。

 

共産党は自分の都合の良い大儲けを行うためにほんの一握りの人に旨い汁を吸わせ、結果根こそぎ後で持ってゆく。日本の企業然り、国内の中国企業然り。上手く行っているのは共産党が味方に付いているように見える間だけ。何にも良かない。

 

いずれ全部持って行かれる。

 

少しは変わったかと期待したのにやっぱり駄目なのね。

 

何度もこの日記で書いている事だけど、中国人は本当に凄いエリートたちがいる。間違いなくかなりの数いる。それこそ人民の為に本気で命を投げ打つ覚悟のある青年が物凄い数いる。香港の逮捕状が出ている民主運動家やアメリカに亡命したウイルス学者なんかがいい例だけどもっと大勢いる。

 

でも、逆に悪いエリート権力に寄りそって私腹を肥やす悪質な官僚的エリートまた物凄い数がいる。

 

中国人はその両方の影響を受けていて人物として信用に足る非常に良い奴もいるが、頭が沸いてるどうしようもない馬鹿もいる。

 

どちらも見てきた私には中国人をどうしても嫌いには成れないし、根本的に日本人として文化や文字や技術を伝えてくれた恩を忘れたくない。だから、こういうニュースは本当に悲しい。

 

だからこそやはり、権力の魔性というのはその悪魔の爪をもぎ取るがごとく、闘争せねばならんと思う。中国には変わろうとしている人もいることを忘れてはならない。