トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

買いたいものが無い問題。

WEB記事で、「買いたいものが無い問題」ってのを見かけた。

 

使っていないわけではない。コロナ禍で激減はしたが、その前は友人との飲食や他愛のない買い物をしたり、今なら動画の配信サービスやマンガや雑誌の読み放題アプリなど月額課金にも使っている。しかし、「お金があったらこれが欲しい」という実態のある「モノ」の名前はあまり出てこない。「不動産が欲しい」という若者は割といるが、それは所有というより投資目的や老後の備えとしてだ。「所有すること=豊かである」と感じない人が増えていく日本で、お金を渡しても経済効果、ましてや経済成長はあるのだろうか。

 

 

ミライ応援給付と銘打って政府が年末に18歳以下の子供がいる世帯に給付金を給付した訳だが、そこに文句をつけている方向性の記事だった。

 

色々文句を言いたいのだが、まず、この記事では

 

『また、共通ポイント「Ponta」リサーチ会員に、年末年始に購入・消費したい商品・サービスを聞いた 「Ponta消費意識調査」によると、1位は「食品(ふだん食べるもの)」、2位は「食品(お取り寄せなど、特別なもの)」、そして3位が「外食」だった。コロナ禍という特殊性はあるものの、生活雑貨も衣服もましてや自動車もトップ10には出てこない。別に飲食ジャンルだけで聞いたわけではなく、全10分野から3つまでを選んでもらった結果だというから、本当に所有したいモノが思い当たらないのだろう。』

 

 

こんな発言が出てくる。

 

私は違うと思う。

 

食べ物が優先して買わなければならない商品だったのではないのか?と考えている。

 

欲しいモノよりも、毎日食べる食べ物を優先しないといけない状況だったのではないかという疑問だ。

 

貧困率や平均所得?平均給与?の政府お役所の発表データを見る限り、食料品を買う理由を他に欲しいものが無いのではなくて、モノよりも、メシを買わないといけない切実な状況だったのではないか?という事を私は疑っている。

 

だって、一番優先して購入したいのが、食べ物だったんでしょう?

 

ポンタが調べたアンケートですよ?ポイントを使う様な超絶金持ちがいるのかどうかは知らないが、どうみても、お金持ちがそもそも、ポイント活動、所謂ポンかつ的な事をせっせとやっているとは考えにくい。

 

客層から言っても、食品を優先して手に入れたい理由があったように私は思う。

 

欲しいものが無いのではなく、欲しいものを買うよりメシを優先したいというのが本当の所では無いのだろうか?

 

70年代、80年代生まれは小学校位だとほぼ隣の家も、貧乏長屋のイメージがあるけど、今は隣は金持ちで、一見先は同じ貧乏みたいなまだらに貧困層が点在しているようなイメージだ。貧乏が笑えた70年代生まれの私はそれでも、年功序列でじっとして、まじめに働きさえすれば給料は上がっていった。

 

それが2000年頃を堺に変わってしまい今や落ちる一方。

 

貧乏具合も笑えないレベルと来てる。

 

そういう事なんじゃなかろうか?「買いたいものが無い問題」