トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

電気自動車の流れが一気に来るか?

中国政府はガソリン車やディーゼル車の製造・販売を禁止する方針だ。英仏が7月に2040年までの禁止を表明したことに追随し、導入時期の検討に入った。電気自動車(EV)を中心とする新エネルギー車(NEV)に自動車産業軸足を移す。世界最大の自動車市場である中国の動きは、大手自動車メーカーの成長戦略や世界のEV市場に影響を与えるのが確実だ。

 

 

日経新聞記事より。

 

このあと、今日9/14の日経で、2040年ガソリン車全廃の方向性が示されてすんごいニュースになってた。

 

流石、全世界の三分の一近い自動車を走らせている中国だわ。

 

実質、ヨーロッパのEU圏と中国が電気自動車を意識したガソリン・ディーゼル車全廃を打ち出したら、完全に市場は電気自動車一色になるよね。

 

でも、電気自動車に私は未来は無いと思ってる。

 

完全に素人考えですが。

 

電気自動車はご存じ、電気を燃料とし、モーターで走る車の総称。モーターの制御はリニア技術が応用されているから、所謂ブレーキパットはいらなくなる。電気制御的にブレーキ掛けられるから。

 

対してエコカーのもう一方、燃料電池車。こちらは主に水素を燃料とし、従来型のエンジンの技術で走る事が可能。しかも、燃料が水素だから、排出は水という完全エコカー排気ガスもクリーンだ。なんせ空気を出して水を吐きながら走る車な訳だから。

 

でここで問題。

 

燃料電池車は燃料の仕組みがエコカー。電気自動車は、燃料が電気でエンジンがモーターな訳。電気はどっから調達するの?火力、水力、風力、太陽光、原子力が主な発電先でしょ?しかも、ほぼ火力・水力がメイン発電源だ。

 

対する燃料電池車は水素を原料にし、水素を吸収して個体から、砂状になる特殊金属を燃料として使っている。水素を燃やし尽くせばまた元の金属個体状にもどるだけだから、半永久的に使用可能だ。しかも、水素は水を電解して作る訳だから、水に恵まれた地球ではほぼ無制限に得られる燃料だ。燃やして出るのは水と空気。

 

水素の燃焼エネルギーは実用化可能なエネルギー源でも上の方だ。なにせ、水素自体が可燃物で酸素と混ぜてやる必要も実はない。水にするために酸素を使うだけだから。

 

唯一の泣き所は安全性。

 

水素はエネルギー量が同じ密度あたりガソリンの3倍と言われており、非常に高いエネルギーをもっているが、安定性にかけ、超低温に保つか、高圧環境に置かないと要は爆発する。そして、車の燃料として使う場合、その燃料電池は超高圧タンクで燃料タンクを作る事が今のところ主流。これが難しくてトヨタ自動車でも高圧タンクの耐久性で頭を悩ませたくらい。だって、燃料電池のタンクが爆発するととてつもない爆発力だから、車で事故なんて起きたらガソリン車の比じゃない爆発事故が起きる。

 

単純計算で3倍の爆発力な訳だから。

 

ただ、それを何とかすれば良い訳で、究極のエコ燃料車で有る事はゆるぎない事実。

 

中国やEUが電気自動車と言う、全然エコじゃない燃料である電気に頼った中途半端な技術に固執した今こそ究極のエコカー燃料電池車を日本の技術力で安全に実用化にこぎつけて欲しい。

 

私はその実用化の肝は実は自動運転では無いかと思っている。

 

事故は人間が運転する限り必ず起こる。

 

でも、AIやら機械やらが、決まった運転のみを行う完全全自動車だったらどうだろう?ほぼ事故は起きない。事故が起きないのだから、燃料電池車がガンガン走っても問題無いはずだ。

 

私は自動運転と燃料電池車の合わせ技で、技術を完成させることに期待する。そうすれば、例えば東京⇔大阪間の専用高速道路に限り、全自動運転燃料電池車専用道路を作るなんて妄想も有りかと思う。

 

この様な夢が実現した場合、丸々道路整備ごとインフラ整備を受注し、燃料電池車とそのエネルギー補給ステーション、全自動運転制御プログラムとまとめて販売して交通事故ゼロ、完全エコカー仕様の道路を販売できる。つながった街から街は同様のインフラで整備されエコタウン化するという事も出来なくはないだろう。

 

翻って、電気自動車は燃料が電気である事がネックにいずれなる上、モーターのパワーはエネルギー由来では無く、モーターの大きさ又は量に由来する。モーターを小型化して数多く搭載すればモーターの製造原理から言って、重量がかなり重くなり、結果燃費が悪くなる。燃料電池車はそもそもエネルギーのパワーが桁違いなのでこの辺の心配はない。

 

火力発電の原料が重油な事から考えても、電気自動車に私は未来は無いと思ってる。