トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

お昼ごはんの事

今年に入って日本食のお弁当を良く頼む事が増えた。


現在では殆ど毎日、日本食弁当を食べている。これがまあまあ美味しい。以前はこれは断じて『日本食』ではない!と握った箸をへし折ってしまいそうな弁当が提供されていたが、地道に中国会社と交渉し、いろいろお店を探した結果現在の弁当屋さんに行き着いた。



何が嬉しいって、焼き魚が食えるという事。



何度も言うが中国でまともな魚料理を期待するのはほぼ不可能。刺身なんかは食べる事自体が食あたりのリスクを背負う。この弁当屋は日本人の日本食に求める要求をちゃんと解っている。そうしてわかった上で弁当を作っていることが弁当を見るとわかる所が今までと違う。



これは涙が出るくらい嬉しい。



まあ、殆ど毎日自分で自炊する私にとっては最悪自分で弁当自作する方法が無い訳では無いが。たまにこちらに出張してくる会社のオ偉いさんにまさか食った瞬間吐き出すような弁当を食べさせるのは忍びない。



いい弁当屋を見つけてあげるのが人情というものだ。でも、ここで問題がある。折角見つけた弁当屋も毎日頼んでくるお客ならいろいろサービスしてくれる。市街から遠い会社なので配達してくれたりなどなど。つまり、一定の品質を確保された弁当を見つけてもその後、品質が維持されていて使いたいときに以前と変らぬ高品質である事が求められる。その為に在来の赴任者は弁当を頼み続けて店から関係を切らないように配慮しておく事が必要になってくる。



面倒臭いと思う無かれ。



たまに来る人たちだってわざわざ不味いものは食べたくない。今でこそ美味しい弁当だが、ここの社食は人によってはトラウマになるレベルである。弁当も最近までは似た様なレベルだったのだ。私は昨年一年間社食で通したが、普通の人には確かに辛い。自炊する自分なら残りの2食、朝ごはん、晩御飯は逃げられるが全部自炊しない人は確実に昼飯が終わっている食事になる。残り2回の食事だって朝ごはんは食べに行っている暇はないから朝飯屋の屋台で肉慢を買うくらいが関の山。実質、夜飯を遠くまで高いお金払って食べに行くことが多くなる。



これが365日では気が滅入る。それも仕事に差し支えるほどに。



自力で食事を調達可能というのは生きる上で大事なスキルなのである。



これら生活面が安定していて初めて仕事が可能になる。日本にいるかいないかでサラリーマンである事は代わりませんからけっしてお金も自由自在に融通できる訳じゃありません。そんななか、偉いさんがやってきて息も絶え絶えの部下達を見たら絶望するでしょう。これも仕事のクオリティを保つ作業な訳です。



ちなみに、偉いサンに社食を一回食ってみろと強く勧めましたが『絶対ヤダ!』だそうです。だよね。あれ見たら逃げるわな。