日本と海外でこうした考え方と意識の違いを特に大きく感じるのは働き方だ。筆者はこれまで67カ国を旅して、いろいろな人と接する機会があったが、世界の人と話していて、驚くのはいかに日本人の働き方が「時代遅れ」か、ということだ。グローバル化が進む中で、日本企業は急ピッチで対応を進めているが、働き方に関していえば、少なくとも先進国に比べて日本人の働き方におけるグローバル化は大幅に遅れている。
筆者が考える「働き方のグローバル化」には、大きく2つの要素がある。1つは、「働く場所に縛られない」ということだ。たとえば、日本人は国内転勤でさえ嫌がる向きあるが、EU内では別の国で働くことは当たり前のように行われている。ジェトロのホームページによると、ドイツではEU域内の国籍を持っていれば労働許可は不要だし、フランスでは欧州経済領域(EEA)、およびスイス、モナコ、アンドラ、サンマリノ籍であれば労働許可は不要だ。
そのほかの地域に住んでいる人たちも、国外で働くことには積極的だ。以前、南アフリカを旅行していたときにインド人の2人組と出会った。シンガポールで人材エージェントとして働いているという。英語が苦にならない彼らにとって、シンガポールに働きに行くというのは、日本でいえば名古屋に住んでいる人が、大阪で働くという感覚なのかもしれない。
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週刊東洋経済記事より。
もう、確かにそうなのかもしれないが、異民族が隣にいるのが前提の外国、大陸国と島国の日本を単純に比較するのは無理があると悟れ。
言いたいことは分るが、日本なりのグローバル化を進めないと結果的にうまく行かない。ちょっと20年前は日本的企業が世界を席巻して、日本の経営を学んでただろうが。モノづくりスゲー!って。
グローバル化が遅れているといっても本質的な意味で本当に後れをっているのか?
むしろ、ヤバいほうに進むくらいなら遅れている事が有利に働くことはないか?とおもってしまう。
ちゃんと分析したうえで、戦略を立てないと取り返しがつかなくなるかもしれませんよ?