中高年の引き籠りは実は普通の人だったり、元々優秀な人だという事があると週刊東洋経済で紹介している記事を見かけた。
元、1000万プレイヤーの外資系エンジニアが、突然の解雇から50代だった年齢の壁の為、再就職叶わず、年金暮らしの母と年金で暮らし、その母が無くなってしまって呆然として一ヶ月、母の亡骸と生活していて逮捕されてしまうという話。
優秀な社員として同じく技術畑を歩んできた人が、実は発達障害をもっており、人員削減で複数の仕事を同時並行で進める様に会社から要求された事で、体調を壊し、精神的にも不安定になって引き籠るなど。
どれも、ついさっきまで、普通の生活を送っていた人が、ある日突然、引き籠り人生に突入するという書き方をしていた。
決して怠け者でも無ければ人見知りでも無いのだと。
そうかもしれない。
でも、そうでない人もいったいどれだけいるのか?中高年の引きこもりは40~59歳と定義されており、その数が61万人とNHKの番組で紹介されていたとの事。
そう言ったスキルがあり、能力がある人が活かせない世の中になってしまっているのは確かに問題だと思う。
だが、他方では所謂、悪いイメージ通りの引きこもりも少なからずいるのだろうと思う。果たしてどうやってそれを救ってゆくのか。これは一朝一夕には結論出ないだろうが、結論が出ないからと言って、放って於いて良い問題では絶対にない。
人手不足、少子高齢化、国の有り様が大きく変わろうとしている2020年から2030年までの10年間。ここでこれらの問題を辛くても、向き合った国が抜きんでると思えてならない。