トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

先生やるのも命がけ

筆者の同僚だった40代の女性教員がいた。彼女は、生徒指導が大変な高校で中心的な存在だった。当時の彼女は自らの家庭を顧みずに長時間労働をし、男性教員顔負けの気迫で生徒に臨んでいた。7年後、彼女は中堅進学校に異動になる。

しかし、4月の初めに数回勤務した後に病休に入り、生徒の顔を見ることもなく数カ月後に亡くなった。がんが全身に転移し手遅れだったのである。体調不良に気づかない、気づいても後回しにしてしまう心境になっていたのだろう。

同じく、同僚だった男性教員は定年を機に発病した。真面目で教科指導も部活動指導も熱心だった彼は比較的落ち着いた学校での勤務が長かったが、50代になってから生徒指導が大変な学校に異動し進路指導主任となった。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

先生の過密労働や所謂モンスターペアレント問題で一生懸命生徒に向き合おうとする先生ほど追い詰められてしまう実態がある。

 

生徒数は少子高齢化のあおりを受けて減っているが、この手の過労死につながる話は枚挙に暇が無い。これではどうやって、生徒を教育できようか。

 

学校に通う子供たちは未来の礎だ。その教育現場が先生からして凄惨な職場だったら、どうにもこうにも良い人材は育ちようがないのではないか?

 

若く、教員を目指す人員は多くいる訳だから、抜本的に見直すべきは見直して、一人の生徒に複数の教師が付くくらいのやり方に変えてみてはどうなのだろうか。

 

コロナ過で子供たちのストレスを感じる度合が緊急事態宣言の時と変わっていないというニュースも目にした。

 

まず先生を立て直してこその教育ではないのだろうか。