トマの日記

忘備録、雑感、所感などを日記形式で書き綴る。昔はノートに日記を付けていたけれど、ノートを持ち歩かなければいけなかったので、ブログ形式でWeb更新出来る様に変えたのがきっかけ。

カネカネで進んできた中国技術革新の限界。

企業の数が多すぎるため、中国の半導体業界では過当競争が常態化しており、利益率の低下を招いている。前出の王氏によれば、例えば5G(第5世代移動通信)用のRFパワーアンプ(高周波増幅器)のチップ設計という細分化された領域だけでも、中国にはスタートアップ企業が20社以上もある。しかも各社の売上高総利益率は20%を下回っているという。

「RFパワーアンプのようなハイテク半導体を設計して、利益率がこれほど低いのは悲惨な状況だ。われわれ(投資会社)がつぎ込んだ資金は慈善活動に寄付したようなもので、回収できる見込みがない」(王氏)

業界の過当競争はさらに、人材獲得合戦の激化も引き起こしている。有名大学院で専門技術を学んだ新卒の設計エンジニアの年俸は最高で61万元(約967万円)に高騰し、最低でも年俸30万元(約475万円)を約束しなければ人材が集まらないのが実態だ。「この状況がスタートアップ企業の人件費負担を大幅に押し上げている」と、王氏は憂慮する。

 

 

週刊東洋経済記事より。

 

まあ、普通にこうなるよね。

 

つまり、技術革新が、年俸の増額に追い付いていないって事でしょう?もらった金ほどの結果が出てないという事。他の国のエンジニアを中国の有名大学卒の新人に払う同じ年俸で雇ったら複数人雇えるんじゃないの?

 

多分、日本の優秀な学生の方が安く働いてくれると思うけど。