聞き手が疑問に思ったことを質問したとき、「こう思うんだよね」「……かもしれない」「だったはず」といった曖昧な言葉遣いが増えます。
また、「私が」「僕が」など、一人称が少なくなる傾向も。これはハイピングを仕掛ける側にも、根底には「できれば正直でいたい」「うそはつきたくない」という思いがあるため、一歩引いた視点からストーリーを語ろうとするから。曖昧な言葉遣いと合わせて、責任を逃れたい気持ちの表れです。
交渉相手と話していて、ここに挙げたような説得行動、回避行動が出ていると感じたら要注意。この話には「うそがある」と疑っていきましょう。
その場で決断しないこと。話し手の勢いに押し流されないことが大切です。
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週刊東洋経済記事より。
メンタリストDaiGoさんの記事から抜粋です。
ウソを言う人には説得行動としての都合の良い事実のみを強調し、都合の悪い事実を話さないまたは少なく見積もる等の「前置き」が長くなったり、自分が責任を負えないウソを話す都合上、回避行動として「曖昧さ」や「一人称」で話さないという特徴があるそうです。
ちなみに記事には何の訓練も受けていない一般人がウソを見破れる確率は54%なんだという研究結果を紹介してました。
とかく最近はフェイクニュースなどのウソ、真実の玉石混合が起こる時代。選球眼を磨くためにも、こういったコツは知っておいて損は無いですよね。