まったくもって女性は凄い。何が凄いってあれだ。毎朝化ける(笑)。人や年齢や既婚、独身の差はあるがまったく普段化粧をしない女性のほうが少数派なのは間違いない。年代別で化粧の形態は劇的な変化を生む。基礎化粧品とその他アイテムの値段、種類が千差万別。
季節によって使うものが変わるのだそうで。それも凄いが、平均的な作業時間がなお驚く。平均変身タイムが15分。1日24時間として化粧に費やすトータルが15分〜30分がどの年代でも最多数。若干30代女性は化粧時間が長い。
さて、手直しの時間を考えないとすると、一番時間をかけるのは最初の化粧。つまり、朝の時間で変身するときってことになる。ここに平均15分だぞ。前の日に二日酔いとか、徹夜で仕事とか女性でも珍しくなくなってきた昨今。毎朝15分の時間を捻出できるか?『男が』むう。体調が悪くても、時間が無くてもまるで息をするかのように化粧をする。眉毛かいたり、口紅塗ったり。わかり易く言葉をかえれば、下塗りをして上塗り塗って、調整作業をして整えて完成まで15分…。
よく間違えないよな。
しかもこの短時間に化粧ののりが悪いとかの理由で微調整をやってのける。服も男と違って化粧にあわせるわけだろう?その上で飯を食ったり場合によっては仕度するわけで。彼女らのポテンシャルには関心しっぱなしだ。それだけのプレッシャーを跳ね除け仕事をし、輝きをまして色男を捕まえる人々がいるのかと思うとその能力はすでに超人の領域な気がする。
さて、何が言いたいのかというと。そんな彼女たちに負けたくないのだよ私は。いや、だから化粧するとかそういう短絡的な話ではなくて。努力、訓練の中身で質も量も負けたくない。考え方にもよるけれど。個人的に、私は男は優遇されていると確信している。この世そのものに。たとえば仕事はするものと思われている。そして基本的に仕事をする気にさえなれば『仕事』がある。
細かい制約や条件はともかくまったく仕事がこの世に無い人なんてほとんどいない。選ばなければ。どんな条件のどんな仕事でもやる覚悟があれば仕事は目の前にある。ところが。同じ条件で女性ならどうか。そこに男性の応募者が来たらかえられる可能性が少なくない。つまり、女性というだけで不遇になる可能性が常に0%じゃないことになる。
これは大きな違いだ。
それを踏まえたうえで、さて彼女たちはそのことに文句を言っているだろうか?これも独断と偏見をおそれずに言わせてもらえば文句を言う人の絶対数は少ないと思う。彼女達は順応する。状況に応じて変化を受け入れ変化をものともしない。そしてその変化すら自分の流れに作り変えてしまう。
『ここが怖い!』
これがまね出来ない。従うように見えて従えてしまう能力。個人差はあるにしても生まれながらにほとんどの女性はその能力を持っている。まれに欠落している人もいるようだけれどそれはやはり少数派なんだと思う。
この能力は非常に男から見るとバランスが悪い。常にダブルスタンダードみたいなものだ。男の場合従ったらいつの間にか従うのに慣れる。従いたくない場合、従ってないことがばれる可能性が高い。
女性はこのバランスが絶妙。
たとえば。もてる男が一人いるとする。すでに彼女がいる。この彼女をAさんとすると。ある日Bさんにかなり強引に迫られ続けたとしよう。男はこうした。『彼女がいるつってんだろう!うゼーんだよブスが!』するとこの男はAさんに振られてしまった。理由はこうだ。『Bさんがかわいそう・・・。』男からするとこれは『はぁ?』って話。
だって私はAさんあなたのためにBさんを振ったのよ〜!って話。
同じく、飯屋等々で彼女連れの時、店員の粗相に男が怒る場合。『なんてこんなに怒るの!幻滅!』って女性がいる。おそらく多数派のはずだ。
ポイントはここ。常に軸がぶれないのだよ女性は。自分が中心。他は無視!というかもともと目に入ってない。男は外の環境に順応する。外が内に変化する。女性にコレはない。だから自分が変わらず受け入れたものを自分の側に変質させる能力をもつ。
これが、何でそうなのかわかりませんが。まったく別の命を宿して精神的に破綻しない特異な能力を生まれながらに持っているからなのか?さぁ?
さてさて。だからこそ化粧に興味がある。いったい彼女達はあの15分の時間に何をしているのだろう?